白道山 神門寺(秩父札所・十八番)
大野原を過ぎると、やがて案内看板が目に入ってきます
国道に面した駐車場、というよりは空き地と呼びたくなるようなスペースにクルマを停め
塀の切れ目から納経所の前を通って境内に入って行きます
ちゃんと正面から入ろうと思ったら
どうも、この古い住宅地の中からアプローチしなければならなかったのかな
「大伽藍」とか「荘厳」といった言葉とはおよそ無縁な
庶民の暮らしの場にポツンとある、懐かしさのあるお寺でした
狭い境内にゴチャゴチャとお堂やその他の建物が建って
それでも朝日が差し込と身を正したくなるような
そんな気持ちにさせてくれます
近所の人が、朝起きして雨戸を開けたついでにお参りに来るような
そんなご町内のお寺といった雰囲気ではありますが
訪ねてくる遍路のための休憩所が設けられ、テーブルには湯茶が置かれていました
上の写真で、左端の半分だけ見えている建物です
この日の札所巡りがこのお寺から始められることが
なんだか嬉しく思えたのでした
ワタクシはこのお寺の読み方を「じんもんじ」だと思っていたのですが
「ごうとじ」と読むのが正しいそうです