カメラを持って...

 


毎日仕事に向かう車窓から、畑の隅や民家の庭先など
「あっ、きれいだな」と思う景色によく出会います
この時季ですと、やはり花を咲かせた木々に春の息吹を感じるわけですね

平日は忙しく走り過ぎてしまうので
先日の日曜日(15日)、カメラを持ってぶらぶら出かけてみました

ところが...

いざクルマを降りてカメラを構えると
車窓からサッと眺めたときの感動が湧いてこないんです

「???」

理屈をこじつけてみると
車窓から走りながら見るというのは
大きな景色の中の一部として見ているわけですが
クルマを停めると、どうしても「それ」を中心に見てしまう
ましてカメラを構えたらファインダーの枠の中で構図を意識してしまうから
バランスが悪いだの電線が気になるなど、こちらの「欲」が出てしまって
「あっ、きれいだな」と最初に思った気持ちが無くなってしまっているのではないか
...と考えてみたわけです

クルマを走らせていて視野の中にいきなり飛び込んできたものを素直に感じる
その感動を伝えられる写真を撮るって...ムズカシイですよ、これは

仕方ないから
とりあえずは「美しく見える」写真を撮ってゆくしかないのかな





もちろんクルマを降りて歩くことで見つけるものはいっぱいあります
目の高さや移動スピードが違うわけですが
それらはつまり「注意の向け方」が違うわけですね
普通にクルマを走らせていて、「軒先の碍子が青い」なんて気づきませんよ

  あの記事を書いた後、意識して運転していたら
  近所だけではなく、かなりの場所で使われていることを知りました (^^ゞ


たいていは休日の夕方になるのですが、サスケと散歩をする道すがら
畑の片隅に福寿草(?)が咲いている場所があります

しばらく前に気がついて、通るたびに見ていたのですが
先日、さすがに色褪せてきたなと思っていたら
脇にフキノトウが出ていました

おやおや、こんなところにと思ったら...畑の一角がフキノトウだらけ

考えたらパック詰めされてお店で売られたりもしているのですから
こういう場所もあっていい、というより無くては採算が合わないわけですが
これまでフキノトウというと
沢沿いの湿った場所にぽつんと芽吹いているのを見るくらいでしたから
こんなふうに「うじゃうじゃ」あるのを見て、ちょっと驚いたのでした