鍵の保管
先日、母親が東京の叔父を訪ねた時のことです
電車やバスを乗り継いで移動している途中で
玄関の鍵を失くしたことに気がついたそうです
そこまでの行動を思い返してみると
どうも最初に駅まで乗ったタクシーで落とした可能性が強い
呼んだタクシーが来たので鍵をかけて家を出て
手に持っていた鍵を座った状態でポケットに入れようとしたから
そのときこぼれ落ちたのではなかろうか、ってね
まぁ、ここでオロオロしても仕方ないからと
ひととおり用事を済まして帰ってきたそうです
で、駅に着いてタクシー会社に電話してみたところ
「あ、鍵の落し物の報告が入っていますよ」
「ああよかった。で、どうすれば受け取れますか?」
「お客さん今どこ? 駅?
...ちょうど良かった。客待ちしてるから乗り場に行ってごらん」
さっそくタクシー乗り場に行ってみると
朝乗った車番のタクシーが順番に並んだ一番先頭にいて、近づくとドアが開きます
母がそのクルマに乗り込むと
運転手さんは「はいどうぞ」と鍵を手渡してくれたそうです
「...ふぅん、それじゃ都内で鍵を落とさないように預けて出かけたようなもんだ」