コヘチバ菌『伝染ライブ』@宮内家

 


6日に皆野で六文銭を聴いて
「年末で忙しいから、今年はこれが最後のライブかな」
と思っていたのですが
性懲りもなくノコノコ出かけてきました
...ま、仕事が忙しいからこそ遊びも熱心になるのかもしれません

折りしも、その六文銭のメンバーが
20日の日曜日には東京・埼玉・群馬で同時多発テロ、じゃない、ライブ
休日出勤の仕事場から駆けつけることを考え合わせると
いちばん近くて、そのままクルマで行けちゃう群馬かとも思ったのですが
菌ちゃんも出演するというので、新型カホンの音も聴きたくて
熊谷駅にクルマを置いて、電車で東浦和の宮内家に向かったわけです
...これならお酒が飲めるからでもあります (^^)v

コヘチバ菌とは、及川恒平さん(ギター・ボーカル)、千葉智寿さん(ハーモニカ)
そして我らが河野菌ちゃん俊二(パーカッション)の3人編成でありまして
札幌を拠点として活動している千葉さんの演奏を聞くのは初めてです

ハーモニカというと、ワタクシの場合は八木のぶおさんを聴くことが多い
  というほど頻繁にナマで聴いているわけでも無いけど
のですが
千葉さんのハーモニカはちょっと雰囲気が違う
ああ、でもこんな感じ、前にも聴いたな...そう、リー・オスカーです
そのリー・オスカーの「The Promised Land」を菌ちゃんと演奏すると
いやぁ、これは良かった!
もちろん菌ちゃんはドラムセットではなくカホンとシンバルなんだけど
昔よく聴いた古澤良治郎とリー・オスカーの『あのころ』をほうふつさせました
うん、あのLP、スタジオ盤とライブ盤の両方を持ってたはずだぞ

もちろんオリジナル曲も素敵だったし
今回は新しく素敵なミュージシャンを知ることができました

で、恒平さんですよ
CD、特にここ10年くらいの間に発表されたものを聴いていると
観念的というか瞑想的な歌が多いイメージなのですが
11月12月と六文銭のライブを聴いたときは小学生みたいに元気ハツラツとして
ちょっとギャップを感じてしまったのですが
今回のように恒平さんがメインのライブでは
なんというか「ほんわかした人」という感想を持ってしまったのですね、いろんな意味で
ところで、いったい何曲演奏したんだろう?
あっという間に時間が流れてしまったようなライブでした

6時開演という早めのスタートという事や、クルマを置いてきていることもあって
居残って打ち上げにも参加させていただきました
残念ながら最後まではいられませんでしたけどライブに劣らぬ楽しい時間を過ごして
後ろ髪を引かれる思いで帰ってきたのでした


そうそう、菌ちゃんの新兵器、ヒザ載せ型カホン『Knee-Ca(ニーカ)』でありますが
これは休憩時間に客席で盛り上がりました
「一家に一台、無くてはならぬ」的な雰囲気まで漂ったのですが
  配置薬の箱にも似てるなぁ
  ワタクシは、昔使っていたカセットテープのキャリングケースを連想したけど

とりあえずその場で注文することは思いとどまりました
当然と言えば当然ですが、やっぱり標準サイズの方が音が豊かです
いや、欲を言えば両方そろえると表現の幅が広がって言うこと無しです
でもね、それだけの音が出せるのは菌ちゃんだからでしょう
ワタクシみたいなシロウトが、半ば余興で叩いて遊ぶには
Knee-Ca で充分なのかもしれません
...酔った頭で考えが堂々巡りになってしまった (^^ゞ


でも、たしかにこの Knee-Ca があると
座が楽しくなるような気がします