CAMファイル

 


入居間もない頃、玄関アプローチを作っているところ

数日前...って8日の日曜日ですね。休みの日だったから
机の下を掃除していたら500円玉を拾って
いや、それもあったけど、フロッピーディスクが何枚も出てきて
フロッピーに入っているくらいだから古いデータに違いなく
今使わなくても困っていないわけですから
そのまま捨ててもよかったのですが
つい中が気になってしまったのでした
  ワタクシ、モノが捨てられず、整理整頓が苦手なタイプです

とはいうものの、もはやウチにはFDドライブを持ったPCがなく
仕事場に持って行って読み込ませてみました
  仕事ではまだFDが必要なときがあるのでドライブを装備しているのです
すると、「.cam」という拡張子のファイルがたくさん入っていました
これって、民生用デジタルカメラとしてエポックメイキングな製品であった
カシオのQVシリーズの独自形式ファイルですよ

ワタクシ自身は持っていなかったけど
一時、カシオQV-10を借りて使ったことがあり
そのときのファイルをフロッピーに入れて残しておいたのでした

しかし、これってどうやって見る?
今使っているPCには専用のビュワーソフトをインストールしていません
当時貸してくれた相手に問い合わせても、すでにソフトを持っておらず
  そのくせカメラ本体とPC接続用のケーブルはあった
  ま、今はPC側にRS232-Cというインターフェースが無いのだけれど

ベクターを探したら、それでもなんとか2000年頃に登録された
Windows98用のフリーソフトがあったのでした

それを使って件のファイルを開いてみると
1997年、今住んでいる家に引っ越してきた頃の写真が続々と現れ
ちょいと懐かしい気分になりました
もちろんこの頃はフィルムカメラをメインに使っていて
かなりたくさん写真を撮っているのではあるのですが
たくさんあるがゆえに整理がつかず
段ボール箱に詰め込んで押入れの奥にしまってあり
おいそれと引っ張り出して見ることができない状態なのですね
そんなわけで、この頃の写真を見ることができて嬉しかったのでありました

このソフトはCAM形式のファイルをJPEGやBMPに変換できるそうなので
JPEGにしてCDにでも焼いておこうかと思ったのですが
実は、ベクターからダウンロードする際に驚いたことがあって
たまたま見つけたこのソフトの作者は、なんとワタクシの友人だったのです
知り合って30年近くになる男で、以前はよく一緒に遊んだのですが
ワタクシが結婚した頃から顔を合わせる機会がだんだん減り
この写真の頃になると年賀状だけのお付き合いになってしまっていました

その友人に、思わぬところで助けてもらったわけですが
当然彼はそんなことはまったく知らず
きっと来年の年賀状を書くまでご無沙汰することになるような気がします