昼下がりのミニライブ

 


昨日は大泉の『SPACE 結』で
篠笛奏者である村山二朗さんのミニライブが行われました

「野村たかあき展」が15日から始まったときから
最終日にはサプライズがあるかも、と言われていたのですが
2日前の金曜日になって緊急告知があり
それがこのミニライブだったのですね

  どうやら旧知の間柄である野村さんの展覧会を見に来る機会を捉えて
  せっかくだから演奏しましょう、という話になったようです

というわけで、「野村たかあき展」の会期を数時間残して
鬼の展示に囲まれた中での演奏会ということになったのです


 

「篠笛」「鬼」...ふと頭に浮かんだイメージがあります
時は平安時代、京の都の夜道を一人の美青年が笛を吹きながら歩いている姿です
京の都とは言ってもあの当時です、街灯なんかありません
周りはすっかり闇に包まれております
その闇の中に、爛々と目を光らせて鬼が潜んでいるのです
それも一匹や二匹ではありません
美青年を囲むように何匹、いや、何十匹もの鬼が
今まさに襲いかからんとしている、そんな情景を連想してしまったのですね
  自分で絵が描ければいいんですけどねぇ (^^ゞ

ま、実際の演奏は午後の日差しが差し込む展示室です
外の冷たい風とは無縁の穏やかな空間に、気持ちよい笛の音が流れてゆきます
ほら、鬼たちもすっかり「鬼々(きき)ほれて」しまっていました



 
YouTubeより