Viber
こないだ、ショッピングモールの本屋さんで娘の買い物が終わるのを待っている間
パラパラと雑誌をめくっていたら「インストールすると便利だよぉ~!」
と紹介されていたアプリがあったので、帰宅して早速 iPod touch に入れてみました
アプリの名前は『Viber』、インターネットを使って通話などができるアプリです
この手のアプリケーションとしては『Skype』が有名で
ワタクシも PC と iPod touch の両方にインストールしてアカウントも持っているのですが
自分以外のアカウントを知らないため、話す相手がいないのですね
あんまり使わないから自分のアカウントも忘れてしまった
その点 Viber は電話番号がアカウントになっているので
電話番号を知っている相手で、なおかつ Viber をインストールしてあれば
こちらから呼び出すことができるようです
後述しますが、対象者も判る仕掛けになっています
インストールしたらば設定です。まず自分の電話番号(アカウント)を登録します
これが iPhone でしたら、それ自体が電話番号を持っているのですが
iPod touch ではそうはゆきませんので、携帯電話の番号を借りてきます
画面に携帯電話の番号を入力して送信...だけでは設定できません
折り返し先方から送られてくるアクセスコードも入力して
これが紐付けされて初めてアカウント登録となるのです
で、アクセスコードはSMSで送られてきます
SMSはショートメール(DoCoMo)とかCメール(au)と呼ばれていますが
昨年、日本でもキャリアの垣根を越えて相互の送受信ができるようになりましたね
ところが、ワタクシの使っているauは、方式の都合上
国際SMSには対応していないのだそうです
Viber は外国産のサービスだから、これが受けられないと困る
...と思ったけどご安心、音声で受けることも出来るのです
画面右上の「no code」と表示されたボタンを押すと
国際電話がかかってくることになっているのですが
実を言うと、これが何度やっても駄目なんです
ワタクシのケータイに国際電話の着信拒否設定をした覚えはないのですが
とにもかくにも電話はかかってきません
24時間以内に2回しか試せないシステムになっているらしく
数日かけて何度もやってみたのですが、とことん駄目でした
それでまぁ何も携帯電話にこだわることはないと、固定電話の番号を送ったら
1分も経たないうちに家の電話が鳴り出し、受話器から流暢な英語が流れてきました
おそらく「これからアクセスコードを読み上げるからよく聞けよ」みたいなことを言って
そのあとは、ボクシングのノックアウトシーンを見たことさえあれば判るような明瞭な英語で
4桁のアクセスコードの数字を読み上げてくれたのをメモして入力です
すると、画面に3人の友人知人の名前が浮かびあがりました
すなわちこれが、iPod touch の「連絡先」に登録してある友人知人の中で
Viber をインストールしている人の一覧なのです
つまり、この人たちとは Viber で通話ができるということになります
ワタクシが持っているデータを Viber本部 がユーザーと照合した結果でしょうが
見方によっては Viber に情報を収集されているということになります
もちろんインストールする際に同意を求める画面が現れ
OKしないと先へ進めまないようになっています
...決して無断で収集しているわけではありません
こうやって通話可能な相手が判るという点で『Skype』よりすぐれているなとは思うのですが
いかんせんワタクシの iPod touch が Wi-Fi 環境下にあるのは限定的です
相手からかけようとしても繋がらない確率はきわめて高いでしょう
こちらからだってかけようと思ったら無線LANが使える場所まで行かねばなりません
雑誌が「便利だよぉ~」というほど便利だとは思えなくなってきました
しかも、ワタクシはあまり他人に電話をかけるような人間ではありません
ケータイの通話料はほとんど「家族間無料」で納まっています
そう考えたら「あってもなくてもかまわない」アプリなのかもしれません
ま、設定に苦労した数日間はたしかに楽しめましたが (^^ゞ
...そう、ワタクシは「PCで何かする」より「PCを何とかする」のが好きなのです(笑)