下駄を鳴らして奴が来る

 


今夜は皆野町のライブハウス、『HONKY TONK』に行ってきました
出演は「mareka & junji + Jon Hicks」...この+Jon Hicks というのが曲者なのです
どう曲者かというと、詳しくは先月(といっても4日前だけど)東京・青山でやった時
その会場のHPに書いてある文章を参考にしてもらうことにして
とにかく、じゅんじさんも一目置いていた「凄い」ギタリストらしいのですね

そういう人が来日して
休日の晩にウチから程近い『HONKY TONK』で演奏するってんだから
これはぜひ行ってみようと思っていたわけですよ

ワケありで5時に熊谷市内の某所を出て行楽帰りの渋滞とすれ違いながら
回数券がまだ一枚残っていたけど有料道路を使わずに皆野に向かったのですが
それでも6時に着いてしまいました...ちょっと早すぎたな
オーナーの鈴木さんと店の前で立ち話したりしていると、やがて開場です
最前列に陣取ってステージを見ると
中央の、おそらくジョンが座るであろうと思われる椅子の足元に
縁台将棋で使うのによさそうな厚さ一寸弱の板が置いてあるのですね
クラシックのギタリストはよく足を載せる台を使いますね
  岡崎倫典さんはコンクリートブロックを使っています
だけど、この板は足載せ台に使うには低すぎるし盤面が広すぎます...ということは

やがてジョンが登場して予想が的中したことが判りました
つまり、この板の上で足をガンガン踏み鳴らすのです
かねてからアイリッシュのミュージシャンはよく足を踏み鳴らすと思っていたのですが
ほんと、単にリズムを取るというのを通り越して
これはもうパーカッションですね
足を前後に振ってつま先とかかとを交互に打ちつける様は美しくさえ見えます

つまり、パプでお客もヤンヤと手を叩き足を打ち鳴らす、というのが
アイリッシュ音楽の基本的な楽しみ方なのかもしれません
ジョンも「これはおとなしく聴く音楽じゃないよ、踊る音楽だ」と
ワタクシの拙いイギリス弁解釈によると、そう言っているようでした

そう思うと、アイリッシュパブと沖縄の民謡酒場って
同じようなもんだなぁと思ったのでした

あれ、ライブのレポート書くつもりだったのに
話がだんだん妙な方向に行ってしまったなぁ (^^ゞ
そもそもこの記事のタイトルって
ガンガン踏み鳴らす ⇒ 下駄履いてやるといい音するだろうなぁ
⇒ ウチのサスケ(犬)にやらせるといいかも知れない
⇒ だってサスケはアイリッシュ・セッター(雪駄)だから
という駄洒落からきた連想だったんだよな

なんだか夜も更けて思考力が鈍ってきておりますが
ともあれ、今日はジョンの圧倒的な演奏はもとより
彼の笑顔、じゅんじさんや希花ちゃんと合わせて演奏するときの楽しそうな笑顔が
何よりも印象に残ったライブだったのでした


さて、mareka & junji は12月2日に『SPACE 結』にやってきます。しかもレコ発ライブです
これもぜひ行きたいのですが、時間がビミョー。病院の面会時間と重なるのです
  今日は5時からフリーになったワケが判りましたね(笑)
それまでに退院してくれればいいのですが