スバルの資料館?

 


埼玉県行田市を流れる武蔵水路に沿って走る道の
さきたま古墳近くを通るたびに気になっている場所がありました
古い、田舎の学校みたいな建物の脇に
退役した小型ジェット機が展示してあり
  ほら、自衛隊基地の庭なんかにありますよね。あんな感じ
その背後には、「SUBARU」のロゴが掲示してあるビル...

富士重工のセミナーハウスかな?
なぁんて思っていたのですが
ふとしたことからここが『日本航空館』という資料館で
月に一度程度開かれる見学会が、たまたまその週末、16日にあると知り
途中、『そばよし』さんに寄って土・日・祝日限定の「くろそば」をいただいて
その資料館を敷地内に持つ『さきたまガーデン』を訪ねたのでした...ホンダ車で (^^ゞ

 



 


「あれ、こんなのあったっけなぁ?」

屋外展示のジェット機の脇にタラップが寄せられているのは
この日が公開日だからでしょうか
階段を登って経年で白濁したキャノピー越しに操縦席をのぞき込みます
案の定、中ははっきり見えませんでしたが
前席と後席の間に置かれた斧が目を引きます

「イザというときはこれでベルトを切って、キャノピーを...割るの、かなぁ?」

そういや自分のクルマにもカッター付きのハンマーを装備していたことがありましたね
窓の中央を叩いても割れないので、隅っこを叩くのがコツなんですって


 
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資料館の中に入るといろんなエンジンが展示してあります
ああ、これがレガシーに使われたEJ20型か
クルマに載せたらプラグ交換がやり難そうですね (^^ゞ
となりの空冷2気筒はトヨタパブリカで使われたもの
パブリックという言葉からネーミングされたこのクルマは
大衆車としてヒットし、そこいらを走っていた記憶があります
36万円という価格で「100ドルカー」というキャッチコピーだったっけ
  当時は1ドル=360円の固定レートでした

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実車の展示はほとんどないのが少し物足りないのですが
エポックメーキングとなった名車が洒落たイラストで描かれて額装され
壁に掛けられていました
  ガラスの反射が...偏光フィルター持ってこなかったよぉ





  レックスは吉田拓郎がコマーシャルソング歌ってたっけ
  免許取ったばかりの頃にレオーネのハッチバックが出て乗りたかったなぁ
  ツーリングワゴンはカラヤンもオーナーだったんだよなぁ...

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もちろん中島飛行機の伝統を継ぐ航空機メーカーとして
航空機関連の資料も展示され
  業務用の駐車場にはエアロスバルが置いてあったけど
  これは展示品ではないようです

小さいながらも面白い施設でした
 



 
でね、何より感心するのは
ここがメーカー(富士重工業...来年からSUBARU)の施設ではなく
ディーラー(埼玉スバル自動車)の施設だということなんです
ああ、それで太田や大泉ではなく利根川対岸の行田にあるんだと納得しましたが
自動車関連だけならまだしも
航空機の資料、それもジェット機の実機までも展示するなんて
「スバル愛」があふれる会社なんですね

ワタクシ、これまでスバル車のオーナーになったことはなく
今現在もちょっと予定がないのですが
昔っからスバル車には憧れを持っていて
いつかはこの会社の、店舗を訪ねたいものだと思っているのです

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附記:今回の訪問、ブログ掲載に当たり
下記のブログが参考になりました
感謝いたします

『流浪オヤジの探検日記』      
さきたまガーデン
さきたまガーデン T-1Bジェット機