EP盤(六文銭・小室等)

 
先日、「確かあのレコード、持ってたよなぁ」と思うことがあって
シングル盤をしまい込んである箱を開けてみたところ
お目当てのレコードがなかなか見つからず
「おやおや、こんなレコード持ってたんだ」と改めて思い出すような
懐かしいレコードが出てきました

そんな中から、六文銭や小室等さん関連のものを...
(長文注意...パソ通風に


★六文銭


いきなり出てきたこのレコード
ひょっとして六文銭ファクトリーの私家版?
『和歌』の作詞者なんか、著作権が切れた面々ですね(笑)
いまさら権利関係で揉めることがないということでしょうか
これは『六文銭BOX』という企画もののCDセットに収録されましたね


メンバーに石川鷹彦さん、木田高介さんの名前が出ていますが
岩沢幸矢さんはまだ未加入だったのでしょうか?



★ともだちのうた


六文銭は演奏とコーラスで参加しています
岸洋子さんといえば『夜明けのうた』が有名ですね
  ワタクシは『希望』が大好きです
『夜明けのうた』は作詞・岩谷時子、作曲・いずみたくですが
『ともだちのうた』は作詞・ちあき哲也、作曲・小林亜星と
あまり関連性はありません (^^ゞ
ちなみに演奏は六文銭だけではなく
オールスターズ・レオンというバンドもクレジットされていて
編曲が前田憲男となっています



★みどりのとんぼ/とんぼのうた


『ともだちのうた』では演奏とコーラスでしたが
こちらは歌唱はもとより、曲作りでも参加しています

A面:みどりのとんぼ(中村晃子、六文銭)
    作詞・なかがわあきら
    補作・横井弘
    作曲・小室等
    編曲・小川寛興
    振付・賀来琢磨

B面:とんぼのうた(六文銭)
    作詞・及川恒平
    作曲・小室等
    編曲・小川寛興
    振付・丹羽克秀

振付...?


小学校中・低学年の運動会お遊戯会に、いつでもどこでも踊れます。と
歌詞カードに振り付けの図解が載っていました
これ、六文銭'09にやってほしいですね(笑)



★クレオパトラ


虫プロ制作の映画『クレオパトラ』の主題歌ですね
映画全体の音楽担当は、先日亡くなった冨田勲さんで
6月に聴きに行った六文銭'09のライブでは
冨田勲さんの思い出話をMCで語ると同時に
この中の『ゲリラの歌』を歌ってくれました



★老人と海


小室さんが歌うこの歌を初めて聴いたのは
海から遠く離れた野反湖でした
  あの時、小室さんは
  友部正人さんの『空の下の海』も歌ったんだよなぁ
山の上で「海の歌」が違和感なく聴けたのは
野反湖の上に広がる大空のおかげだったのかもしれませんが
その『老人と海』の作詞者が自ら歌ったバージョンです



★かげろうの唄


数年前によく小室さんが歌っていたのが
『遥かな愛』というNHK金曜時代劇の主題歌になった歌で
  テレビで歌ったのは普天間かおりさん
ただ、テレビでは1分足らずしか流れないそうです
1番から3番まで通して聴いてこそ意味が伝わる構成になっているのですが
ワタクシは3番まで聴き終わるとこの歌を思い出してしまうのです

丹下左膳という小説またはキャラクター
これまで何度も映画・TV化されており
ワタクシが憶えているのは1967年に松山英太郎さんが主演したTV版ですが
これは1974年の高橋幸治さん主演のTV版の主題歌のようで、作詞が和田夏十さん
ドラマの演出が市川崑さんですから、つまり『木枯し紋次郎』トリオなのですね



★さよならだけが人生ならば/守らずにいられない


大き目の写真を使って
ひとことで済ますつもりだった文章も、ついだらだら書いてしまって
ずいぶん長いブログ記事になってしまいました
このあとはサッっと流します

シンプルなジャケットデザインです
「キャンパス・ポップス・シリーズ」というのは
どういう意味合いで使ったのでしょうか
他ににどんな人の、どんな歌が発売されたのでしょうかね


寺山修二さん、谷川俊太郎さんといった
現代詩の詩人の名前が並んでるのが、歌のレコードとしては異質な気がします
唐十郎さんの解説文というのも...
個人的には「キャンパス」というとアイビー的なイメージなんですよ
でも、これってアングラっぽいじゃないですか
そこんとこがどうも異質なんですよ



★サーカスゲーム/私の家


今でもよく歌ってくれます
フォーエバーグリーン、いつまでも親しまれている歌ですね
ですから歌の話ではなくジャケットの話をします

ジャケットだけではなく、本の表紙や挿画でも
小室等さんの作品には小島武さんのイラストが定番だった時期があるようですが
ワタクシ、なぜかこのジャケットを見ると
同じように一時期、野坂昭如さんとタッグを組んでいた
黒田征太郎さんを連想してしまうのです
古い角川文庫の『騒動師たち』の表紙絵なのですが
なにせ高校生の頃に読んだ本なので現物が手元に無い...
ネットで探したら、あ、そうでした。これ


...でも、似てるといえばいえるけど、並べたら別物ですね (^^ゞ



★面影橋から/夢のまた夢

ううむ、ちっとも「サッっと流し」てないなぁ (^^ゞ


これまたフォーエバーグリーン、こないだも聴けたのは何よりです
それにしてもこのレコード、恒平さんのソロ名義なのに
バックが六文銭? 数学の「○○に含む」みたいな感じですね




で、そもそも最初に探していたレコードはというと
...何を探していたのか忘れてしまいました (^^ゞ