夏休み三日目:日本航空123便
おととい、「あ、こんな本があるんだ」と見つけ
図書館の予約順が待てずに購入した本が夕方届きました
日航ジャンボ墜落事故の発生は8月12日の夜でしたが
一夜明けて墜落現場や事故の概要が伝えられてから大騒ぎになったので
8月13日の事件という気がしないでもありません
1985年8月13日、ワタクシは上野村でキャンプする計画を立てていました
幕営予定地は浜平鉱泉の先にある川沿いの森の中
...そう、まさにジャンボ機が墜落した山の麓だったのです
今でこそ上野村まで広い道が通じていますが
当時は国道と言ってもクルマが満足にすれ違えない場所が何か所もあり
そこへ警察・自衛隊・消防団・マスコミが殺到しているわけでしょうから
キャンプどころではないことは容易に想像できます
それでも、行けるところまで行ってみようと出発したのでした
鬼石町の入り口、市街地に入らずに下久保ダム方面に分岐する場所に
警官が立っていて、この先へは行けないようなことを言います
「大丈夫、万場町まで行くだけですから」と言って先に進みます
下久保ダムの手前でパトカー60台の車列とすれ違い
万場町を過ぎ中里村に入ります(いずれも当時の行政区分)
飯能・秩父方面からやって来る国道299号と合流する交差点にも警官が立っていて
やはり、この先へは行けないようなことを言うのですが
「上野村の入り口付近に行くのだから」と先に進みます
上野村の中心部、現在は道の駅になっている施設が
当時は特産物販売所だったのかなぁ、ともかくそこで休憩です
奥の厨房では自衛隊員などへの炊き出しでしょうか
ご婦人たちがおにぎりを作っていました
それを見て、もうこれ以上先に行くべきではないと判断し
ここまで来る途中にある、小さなキャンプ場に目的地を変更しました
そこは地元の自治会が管理してたのかなぁ
前に一度デイキャンプをして知っていた場所で
近所の人に利用料を払ったように覚えています
30年以上も前のことなので
ちょっと記憶があいまいです。申し訳ない
でもまぁ、あとから考えると
個人の土地かもしれない森の中にテントを張って沢の水を飲むよりも
曲がりなりにも炊事場と水道があるキャンプ場の方が
いろんな意味で安心ですよね
日航機の墜落事故が、結果として
無茶・無謀なことからワタクシたちを遠ざけてくれたのでした
ちょうど同じ時期に
ボランティアの青年たちが小学生をキャンプに連れてくるイベントがあり
彼らもまた予定していたキャンプ場が使えずに
紹介されてここを代替地として使うことになったそうで
ワタクシとA氏は子供たちの声を聞きながら
2泊3日をのんびり過ごしてきたのでした
なんと、A氏とは出発日が初対面
その前にも旅仲間の飲み会で顔をを合わせたことがあったらしいが
ワタクシは全然記憶になく、共通の友人であるO氏がドタキャンしたので
初めて会った人と一つテントで泊まってキャンプしていたことになる
キャンプしていた最初の晩だったか、二日目の晩だったか
変わった二人連れと出会いました
今回の墜落事故で、例えば川の水が汚染されていないか
そういった環境に与える影響を調査していると言っていたのですが
事故の翌日にそういった対応をする機関って、どこなんでしょうねぇ?
しかも、このキャンプ場の脇を流れる川は、確かに神流川の支流ではあるけれど
御巣鷹山とは全然別の場所が水源なんですよ
あの二人組がどこの誰で、何を目的としていたのか
いまだに不思議に思っているのです
日航ジャンボ機の墜落原因は
その7年前に起こした尻もち事故の修理ミスということにっています
それで圧力隔壁が金属疲労を起こした際に吹っ飛んだと
しかし、巷間には諸説が飛び交っており
自衛隊や米軍のミサイルが命中したという話には
結構説得力のある本も出ていて
ワタクシも何冊か読みました...気になっているんです
そんな中で、この本の『最後の証言』という字句が目を引き
ぜひとも読んでみなくてはと思ったのですね
まだ届いたばかりで、50ページほどしか読んでいないのですが
結論を急がず、落ち着いて書かれている本だという印象を受けました
奇しくも8月13日に届いたこの本、先を読むのが楽しみです