そういえば、こんなことも

今日、眼前でに関連して...

本日の出来事を書いていて思い出したことがあります
もう10年くらい前の話だと思うのですが
国道を走っていたときのことです

道路脇の物陰に警官が立っているのが見えました
何だろうなといぶかしく思いながらもそのまま通過すると
ちょっと先にある警察署の前からバタバタと警官が飛び出してきて
ワタクシに警察署の敷地内に入るよう合図したのです

え? 何なの? どうしたの?
そう思いながら警察署の玄関前にクルマを入れて停止すると
数人の警察官がやって来て、その中のひとり
コートを着た私服の刑事さんみたいな人が話しかけてきました
「どうして呼び止められたか判りますか?」
「シートベルト? でも、この通り、ちゃんと着けてるじゃないですか」
「今あわてて着けてもダメなんだよ」
「そんなことはないですよ! 30分前に家を出たときからずっと着けてますよ!」

実はその時乗っていたクルマのシートベルトは黒い色で
ワタクシが着ていたセーターも黒でした
だからガラス越しに見間違えたという可能性はある
その警官も、ちょっと困ったような顔をして
周りの警官と話したり、(おそらく路上の警官と)無線で話したりして
「間違えたようです。行っていいよ」

用事があって急いでいる人を捕まえておきながら
「行っていいよ」ってことはないでしょ
ちゃんと「ごめんなさい」と謝りなさいよ
署長出て来い! 応接室でコーヒーと、ケーキもつけて詫びなさいよ!

と憤りをまじえた感想をもてたのは、少し時間が経ってからでした
その時はただただ無罪が解ってもらえたという感謝の気持ちだけ
解放された嬉しさでいっぱいでした

…ああ、庶民ってのは弱いなぁ

その後...

乗っていたクルマは
シートベルトの肩に当たる部分の高さが調節できるタイプでしたが
それを肩の高さギリギリまで下げました
つまり、ベルトと身体とピラーで作る三角ゾーンが
窓越しに見えにくいようにしたのです

もう一回誤認されたら
今度こそコーヒーとケーキで詫びさせようと思っているのですが
その後、まだ一度も呼び止められていません