ゲームは終わり
『五つの赤い風船』のことを書いたら
どうしてもこれについても書きたくなりました
これも昨年CD化された『五つの赤い風船』解散コンサートの実況盤です
3枚組のCDを手にしたとき、ワタクシはまず3枚目から聴きました
解散コンサートと言っても一つの会場ではなく
1、2枚目は東京文京公会堂(1972.7.30)
3枚目が日比谷野外音楽堂(1972.8.31)でのライブなのですが
日比谷のライブでレコードに収められているのは
『五つの赤い風船』単独で歌ったものではなく
ゲストがステージに上がってメンバーと、あるいはソロで歌った部分ばかりなんです
山本コータローの挨拶に始まって岡林信康のバンザイ三唱で終るまで
ヘンな話ですが『五つの赤い風船』以外の人の歌が楽しめるアルバムなんです
(ワタクシ、この中の「こがらし・えれじい」を聴いて加川良が好きになりました)
で、一年ほど前に知った話なのですが
この日比谷のコンサートでは
レコードデビューする前のなぎらけんいち(健壱)もステージで歌っているのです
でも、このレコードには収録されていません
このときの彼の歌は、後にシングルレコードとして発売されました
「悲惨な戦い」…そういや、あれライブ音源だったよな
ずいぶんと場違いな歌を歌ったものです
(文中敬称略)