えっ、これが英語の問題!?

こんなのを見つけました
あらかじめ引用元を明らかにしておきますと
ベネッセコーポレーションのサイトです
解答例もありますので、気になる人はどうぞ
もし、あなたが自宅から電車で片道2時間の距離にある大学に通うことになったとしたら、あなたは自宅から通学しますか、それともアパートなどを借りて一人暮らしをしますか。いくつかの理由を挙げ、50語程度の英語で答えなさい。
2004年度の東京大学入試問題より

ううむ、微妙な距離だね
こういうのって、やっぱり「親元から通う」って書いた方が
試験官の心証がいいかなぁ…って、就職の面接試験ではないんだ

あくまでもこれは英語の試験問題
…ふぅ、あやうく引っ掛けにハマるところだった

ディベートと一緒で
あなたが本当はどう思っているかは関係ないのです
キチンとした英文が書ければいいのです

「一人暮らしならアルバイトして好きな映画を見て…」などと考えていても
「私は料理ができない」という英文のスペルに自信があれば
自宅通学派になって解答すればいいのだ

そういう意味では
「次の文章を英語に訳せ」という問題よりは簡単だ
だって、文章が指定されていないんだもの
これなら英語に訳せるぞ、スペルを知ってるぞ、という
そんな単語を掻き集めて文章を作ればいい

要は英語的言い回しで論理が展開できるかが肝心で
内容は、スペルさえ合っていれば屁理屈だって構わないんだ

惑わされるな、受験生!

入学試験の英語問題というと思い出すのですが
30年近く前、ワタクシが受けた試験で
「以下の文章を日本語に訳せ」という問いの下に
7、8行くらいの英文が書かれていました

恥ずかしながら、それだけ長い文章の中で
知っている単語が「Hawaii」「Navy」「pineapple」しかない (^^ゞ

でもこれはハワイのことについて書いた文章だな、と気づきました
だったらこれは地理の問題です
ワタクシの知っている限りのハワイの説明を書きましたよ
「アメリカ海軍の基地」「パイナップルの産地」を織り込んで
そしておそらく、原文にはない説明まで丁寧に書いて

後に見た模範解答は、かなりの直訳調の文章で
言っちゃぁナンですがワタクシの解答の方が
日本語の文章としてはこなれていたと自負しています
  まぁ、設問はそれだけじゃなかったから
  その大学には入れなかったけどね