ゆとり○○
最近、新聞などで「ゆとり教育の見直し」というような記事をよく見かけます
かと思うと、今朝の見出しには「学力低下傾向に歯止め」というのがあり
(ニュースでは「下げ止まり」と辛らつな表現だった)
とにかく、「ゆとり教育」は子供の学力低下をもたらしたというのが定説のようです
ワタクシ、最初は「ゆとり教育」について
先を急がず、子供が理解するまでとことん教えることだと思っていました
今日は一日かかってもいいからこの公式の使い方を覚えようね、と
ところが、実際に子供が学校に行くようになってみると
教える内容を減らして先に進みやすくすることだと知りました
子供と話していて「えっ!? 今は○年生じゃそんなことは教えないの!?」
とビックリすることばかりなのです
しかも、総合学習など他の時間が増えたり、全体の授業時間が減ったりで
教える内容が減っても相変わらず先を急がなくてはこなせないのです
もちろん、このような制約の中で一所懸命に努力をして
子供たちに熱意と愛情を持って接してくださる先生を何人も存じ上げております
ですから、先生自身に不満は言いませんが(言いたくなる先生もいるけど、ね)
制度そのものに対しては何か疑問を感じてしまうのであります
教える内容が減るは、余暇時間が増えるは、では
「ゆとり教育」ではなく「ゆとり勤務」じゃぁないの?
そうなると小人数学級とかクラスに2人教員を配置するとかいうのも
少子化時代がもたらす教員余剰に備えての失業回避策に思えてしまうのは
ワタクシの考え過ぎでしょうか?