飼い主入門

イヌを飼うということは、法令の規制を受けることでもあります

「飼い始めたら(子犬は生後3ヶ月になったら)30日以内に登録しなければならない」
「4月1日~6月30日の間に狂犬病の予防注射を受けなければならない」

これを受けて、市役所の広報によると
市内各会場で集合狂犬病予防注射を実施するそうです
併せてイヌの新規登録も受け付けるとのこと。一石二鳥ですね
ところが役所のやることですので、これがみ~んな平日
…と思ったら最終日だけが日曜日(24日)で、しかも会場が我が家の地区の公民館
これなら散歩のついでに歩いて行けると、予定していたのです

で、以下その時の様子を書き綴ろうかと思っていたのですが
すっかり予定が変わってしまいました

初めての予防注射なので(ペットショップでワクチン接種はしているけど)
体調チェックも兼ねて軽い健診をしてもらおうと
前日(23日)に近所の動物病院へサスケを連れて行ったのですよ
  ワタクシ自身は動物病院は初めてですが
  ここは前にもハムスターの皮膚病を見てもらったとかで
  それで例の苗字の入った診察券を作られたのでした
  ま、その時の印象で悪くない医者だという安心感があったらしいです

診察室に入って、雰囲気の違いに少しうろたえているサスケを診察台に載せます
診察台って、それがそのまま体重計になっているんですね
「12月生まれ? もう18kgもあるのか」
と先生、驚いたような声を出していながら
「ちょっと肉付きが悪いね。毛艶もない。食餌は2回? 4回に増やしなさい」
本なんかには餌やおやつを与え過ぎての肥満に注意、みたいなことばかりなので
先生の指示には、えっ、もっと食べさせるの? とビックリです
  そうでなくても、よく食べるなぁと思っているのだが

「散歩はどの辺? ○○山に連れて行ってる?」
「いえ、中学校の周りです」
「ああ、あそこはダニが多いからねぇ
 ○○山、中学校の周り、駅の北側の川沿いは、ダニの3大発生地だ」
「どうりで、何匹か体についていました」
「どれ、耳は綺麗かなぁ…うわぁ垢が溜まっているなぁ」

先生は指や綿棒を押し込んでサスケの耳垢をかき出します
まるで団子の餡子みたいにごっそりと出てきて
飼い主の至らなさが露呈されるようで赤面です
しかし、見ているとずいぶん乱暴に扱っているみたいだけど
あのやり方でいいんだね
どうも新米飼い主は、あんなことやったらイヌが壊れるんじゃないかと
つい力を入れることができないのです
それにサスケが嫌がって暴れ、触らせてくれない
「イヌは高いところに上げたら(不安で)おとなしくなるんだ」

「狂犬病の予防注射してゆく?」
「いや、どうせ登録も兼ねて明日行きますから」
「登録だったらウチでもできるよ」

おい、市役所、ちゃんと教えてくれよ
平日に仕事休んで届けを出しに行くのが面倒だから
集合予防注射の機会を待ってたんだぞ
動物病院でも代行してくれるんだったら
も少し早く来てもよかったんだ

サスケのためというよりも
飼い主が教わることの方が多かった検診でした
1,050円は授業料として安かったような気がします
  もちろんこれに登録手数料3,000円
  予防注射2,750円、済票交付手数料550円がかかるが
  これは翌日の集合会場に行っても同じ料金なので想定内