今日は『ワープロの日』

…なのだそうです

1978(昭和53)年、東芝が世界初の日本語ワープロを発売したのを記念して
ということですが
まぁ、あまり外国人がわざわざ日本語ワープロを発売しないだろうから
世界初と威張ってみてもねぇ...

値段は630万円だったそうです
当時の大学卒の給料が10万円行くか行かないかの時代です

このワープロ、就職したときに会社にありましたよ
ワタクシの勤め先程度の規模では極めて珍しいと思いました
よくぞ思い切った決断をした役員がいたものです

両袖の事務机みたいな大きさでね、8インチのフロッピーを使うんですよ
使うんですよと言っても、社内で操作できるのが二人しかいなかった
研修に派遣されたそうです

ワードプロセッサーという言葉どおりに解釈すれば
文章作りそのものをサポートしてくれる機械で
画面を見ながら推敲するというのが本来の使い方でしょうが
紙に書かれた文章の清書マシンとして長らく使われてきました
つまり、文章を作る人とワープロを使う人が違っていたから

最近は専用機の姿をすっかり見なくなり
パソコンのアプリケーションのひとつになってしまった感がありますが
まだ、女性社員に向かって
「これ、ワープロしといて」と命令する人は
大きな会社には残っているのでしょうね


  そういう人はコピーを頼むときに
  「これ焼いといて」
  「リコピーして」
  「ゼロックスして」
  などと言っているに違いありません