今日は『登山の日』

…なのだそうです

なぜ山に登るのかと訊かれて
「そこに山があるからだ」と答えた人がいる

率直でありながら妙に哲学的でもあり
なかなかに格好いい

…と思うのだが、ちょっと待て

なんかこれって往来通行上、仕方なしに登っているような
そんな風に聞こえはしないか
山があるから登るのだったら、無ければ登らずに済ますのか

…そんなことはない
山が無ければあるところまで出かけていって登るのが
山好き、登山家ってものだろう


群馬県の妙義山の近くに「丁須の頭(ちょうすのかしら)」という山があります
JR横川駅から歩いていって登るのですが
途中に鎖場もあったりして、結構しんどい
いや、普段から登山やっている人にはたいしたこと無いかもしれないけど
ワタクシには大変で、もうこんなトコ来るものかと呪いながら登ったのでした
頂上には「丁」の字、というより釘みたいな形の岩が立っていて
鎖にぶら下がりながらオーバーハング気味のその岩に登り
  岩のてっぺんはさほど広くないのでおっかない
はるか下界を見おろすと...

数ヵ月後、もうこんなトコ来るものかと呪いながら
二度目の頂上を目指していました


なぜ山に登るのかと訊かれて
言葉で答えられるのは、まだ本当の答えではないです