今日は『引越しの日』
…なんだそうです
サラリーマン家庭で育ったせいか、子供の頃は何度か引越しをしていて
とはいっても父親は製造関係だったので
営業畑の同僚に比べたら少なかったほうなのだろう
「子供の幼稚園だけで3回替わった」
「赴任して電話を申し込んだけど、つく前にもう転勤だ」
当時はインフラ整備が不充分で
地域によっては電話を申し込んで一年くらい待たされるところもあった
そういう話には縁が無かったけど
それでもサラリーマンに転勤=引越しはつきものだと思っていた
大人になって自分もサラリーマンになったが
ほかに拠点も無いし、大きな人事異動も無いので
せいぜい机の配置換えくらいで
取引銀行の担当者や支店長が2年ごとに替わるのを見送っているだけである
それでも9年ほど前に引越しをした
結婚して住んでいたアパートから今の建売住宅に引っ越したのだが
移動距離が4km強
しかもそれ以前に住んでいた家
つまり実家から250mのところに戻ってきたのである
たとえ4kmといえども業者を呼んで引越しをした
近いからといってレンタカーのトラックを借りてきて仲間に手伝ってもらうと
素人の悲しさ、たいてい何か壊してしまうのである
プロに頼んでこちらは指図するだけ…
このほうが何かあったときに賠償してもらいやすい
休日を使って引越しするわけだが
サラリーマンの場合は翌日出勤しなくてはならない
だからスーツにシャツやネクタイなどは一緒にして手荷物にしておいたほうがいい
ワタクシの場合、火曜日に着てゆくシャツが見つからずにアセッた (^^ゞ
引っ越してきて9年目だが
いまだに荷解きをしていない箱があったりする
すぐには読み返さない本やレコード、引き出物でもらった食器の類だ
不用品もけっこう多いのだから向こうを出てくるときに処分してもよかったのだろうが
妙に慌てているからとりあえず、それこそゴミまで箱に入れて持ってきた
建売住宅を買っただけの我が家でさえこうだから
いきなり辞令が出て転勤する人はもっと大変だろう
本人はすぐに赴任しなくてはならず
奥さんが引越しの一切を引き受ける羽目になることも
引越しを機会に持ち物の整理と思っていたが
ますます混沌としてしまった
しかも休日には実家から古いアルバムや
アパートでは狭くて置いて置けなかった楽器などを取りに行ったりなんかして
さらに混沌としているのであります
ところで、今日の記念日の由来だが
明治天皇が江戸城に入った日というのが元になっているのだそうです
で、前に聞いた話なんですけど
このとき天皇は「ちょっと行ってくる」
とだけ言って京都を出てきちゃったらしいんです
つまり「遷都の詔勅」というものを発していないから
京都の人の中には、まだ日本の首都は京都であると主張し
天皇が戻ってくるのを待ってる人が少なからずいるそうです
なんでも高御座(たかみくら)というのがあって
それが天皇の在所を示す特別な玉座らしいのですが
今でも京都御所の中にあるんだそうです
だから大正天皇や昭和天皇は京都まで戻って「即位の礼」をやったし
今の天皇のときはいったん東京まで運んで「即位の礼」をやったのですね
江戸時代だって幕府は東京にあっても首都は京都だったのだから
正式に遷都をしていない限り、また東京を首都と定める法令が無い限り
まだ京都が首都のままだってことだそうですよ