買ってしまった(その2)

イヌを買い始めて7ヶ月
このブログにはわりと良い話ばかりを書いていますが
実はサスケがなかなか落ち着いてくれないので困っています
  まぁアイリッシュ・セターは気長にと言われますが
特にワタクシに対しては、顔を見ると吠えてばかりいるのです
落ち着いて食事もできないし、近所迷惑ですよね

「あなたがサスケを構ってあげないから甘えてるのよ」

たしかにこうやって2階の部屋でパソコンに向かってばかりいるから
それも一理ありそうな気もします
といって顔を見せると吠えるから、また2階に戻って来るというのは
悪循環を招く行為なのでしょうか?

いや、そもそもサスケは本当に甘えて吠えているのでしょうか?
たまにチョロチョロと顔を見せるオヤジを威嚇しているのかもしれない
俗に「無駄吠え」と言いいますが
イヌにしてみれば何かしら意味や目的をもって吠えているはずなのです

「ドラえも~ん、イヌがなんて言ってるか知りたいよぉ~!」
 パパパパッパパ~ン
「バウリンガル~ゥ!」

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数年前、まだ自分がイヌを飼うとは夢にも思わなかった頃
「なんだ、こんなもの」と笑ったり呆れたりしたアレを
まさか自分で買うとは…イヌを飼う以上に、夢にも思いませんでした (^^ゞ

説明書を読むと
もちろん、イヌの言葉を逐次完璧に翻訳するものではなく
6種類の感情表現に分類するようです
それにいろいろバリエーションを与えて約200種類のパターンを用意してある、と

まず使いはじめに犬種を登録します
50種類の犬種が用意されていて
その中に当てはまらない、たとえば雑種(今はミックスと呼ぶそうな)などは
口吻の長さで分類します
ということは声の響き具合を補正するのでしょうか
それとも勿体をつけるためのダミーで、実はどれを選んでも同じだったりして (^^ゞ

で、イヌの首輪につけた送信マイクから本体に鳴き声がワイヤレスで送られ
それを元に解析し、翻訳された言葉が表示されるのです

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さて、サスケは果たしてワタクシに何を訴えていたのでしょう?


先日見に行った『いぬのえいが』ではバウリンガル開発秘話のエピソードがあります
子供の頃から自分だけが犬に吠えられる男は
犬たちが自分に何を言おうとしているのか
  ひょっとしたら自分を人類の代表と見込んで
  重大なメッセージを伝えようとしているのでは

それを知ろうと研究を重ね、ついに犬語翻訳機なるものを開発するのに成功するのです
そしてついにその成果が試されるときが…

ってな話だったんですね
もちろん映画用のフィクションで
あのメッセージは実際のバウリンガルには組み込まれていないのですが
主人公と同じような気分で表示窓を覗き込んでしまいました


ところで、このバウリンガル、希望小売価格は15、540円です
はっきり言って高いです。いや、ワタクシはそう感じます
多分みんなもそう思っているのでしょうね
ネットオークションの中古相場が2~3,000円くらいです
  ワタクシもこれで入手しました
おそらくこれが世間が考える適正価格なんでしょう
でもコンスタントに出品され、ある意味では中古市場が形成されているわけですから
それなりに根強い人気があるんだなぁと思います
また、逆に言えばこれだけ中古が出回るというのは
ちょっと使ってみたら納得すると言うか満足すると言うか、飽きると言うか…
ある程度使ったらイヌがマイクを壊す前に誰かに売ってしまおうという
そういう商品のような気がしますし、ワタクシもそうするかもしれません

いちおう、ただ翻訳するだけではなく
データを蓄積してグラフ化したり、スケジュールで定期健診などを知らせたりなどと
長期間使ってもらえるような機能は持たせてあるんですけどね