今日は『中原中也忌』

…なのだそうです

中原中也といえば、山高帽をかぶり宙を見つめている
あの肖像写真を思い出します
…てゆぅか、それ以外に思い出せません

ちょっとここをクリックしてみてください
あの人には他の写真というものがないのでしょうか?

限られた屏風や絵巻にしか肖像が残っていない足利尊氏や源頼朝の時代ならいざ知らず
昭和12年に亡くなった人が、これしかないとは思えないんですけどねぇ
で、あちこちで使われているけど
勝手に使っていいのかな? いや、オリジナルはどこにあるんだろう?
この写真の著作権というか使用許可を出しているのは誰なんでしょうか?

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その辺がよく判らないので
そのまんまではなく状況写真を掲載します (^^ゞ
小室等さんのバックにある写真がそうですね
  この写真の出典も明らかにしておきますと
  『中原中也ソングブック・サーカス』
  というCDのジャケットの裏表紙(一部)です
  中原中也記念館のショップで購入できます

ワタクシもこの写真でしか中也を知らないわけで
そんな彼に、すごく神秘的なイメージを持っています
彼の詩や評伝をろくすっぽ読んだことがないからでもありますが
ワタクシにとっては1枚の写真しか残っていない謎の詩人なのです

きっと、これからもそう思い続けてゆくのではないかと思います


ところで、小室さんが手に持っているのは中也の山高帽を復元したものだそうですが
これも中也記念館のミュージアム・ショップで購入可能だそうです


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山高帽をかぶった謎の人物といえば
やなせたかしサンが描くところの
「ボオ氏」を思い出します
星屑ひろいをする「ボオ氏」こそ
やなせサンの創作活動の原点だと
これは何かの本で読んだような覚えがあるので
あまり神秘的なイメージは湧かないのですが
それでもやっぱり不思議な人物です