今日は『世界テレビデー』
…なのだそうです
我が家にはテレビが1台しかありません
「しか」って書いたけど
自分はテレビを朝のニュースくらいしか見ないので
1台あれば充分だと思っているのですが
息子は自分専用のを欲しがっているみたいです
もっとも、彼の場合はテレビゲーム用のディスプレイとして欲しがっていて
番組を見るためではなさそうです
子供の頃は、家族そろって同じ番組を見て
いや、それどころかテレビが普及する前は
近所の人までが集まってきたというのが語られます
街頭テレビや、電器店のショーウィンドーの前には人だかり
画面の中のヒーローやヒロインに歓声を上げ
喜怒哀楽を共有したのです
そういう意味では、かつてテレビジョンは人々をひとつにする力がありました
現代ではそれぞれの部屋にこもって自分の気に入った番組を見るという
そういうスタイルが一般化し、やがて我が家にもやってくるのでしょう
いまやテレビジョンは人々をバラバラにする道具なのかなぁ
「引っ越してきた日に電器屋が来れなくってテレビが使えなかったんだ」
こんなことをきっかけにして
一家団欒の時間や、落ち着いた読書の時間を取り戻した人たちを知っています
子供に見せたくないテレビ番組ベスト10、みたいな統計がありますが
どうして選ばれたのかが判らないのがほとんどです
だってウチは「親子揃って見てない」のですから
どんな内容なのか判らないのです
「見せたくない」ってのは「見てる」ってことなんですよね (^^)
テレビのスイッチは、消すためにあるのです