12月8日は『針供養』
…なのだそうです
あれ? 針供養って2月じゃなかったっけ?
そう思われた人もいるでしょう
地方や神社によっては12月8日にやるところもあるんですよ
もともと12月8日は「事納め」といい、
事つまり田畑に関する作業はこの日までに終わるべき日
2月8日は「事始め」といい、
田畑に関する作業をこの日から始める日とされており、
その事納めの日、事始めの日に針供養を行うという風習が確立したらしいです
というわけで、ワタクシの住む地域は12月…かどうか知りません (^^ゞ
わりと繊維産業が盛んな地域で近所には縫製工場や
内職でやっている人もいるはずなのですが
一般の生活では針仕事は縁が薄くなってきていますね
針供養なんてニュース番組でしか知らない習慣です
服の補修も、大切なものならリフォーム店に出すけど、たいていは買い直した方が安い
ちょっとした裾上げはアイロンテープだし
ボタン付けだってピンみたいなものを差し込んでOKなんてのがあるようです
昔読んだ森村桂さんのエッセイで
「私だけは洋裁の課題を接着剤で貼り合わせて作っても学校は認めてくれた」
という話があったけど
今ではもう例外ではないかもしれません
で、こないだサンタの縫いぐるみを作った話を書きました
これもかなりいい加減な作り方でね
「慣れないミシンでガチャガチャガチャ」の部分を
もう少し具体的に書くと
まず100円ショップで大きな赤い袋を見つけてきたのです
新聞1ページを一回り大きくしたくらいの
フリースっぽい生地の袋です
これを裏返してボールペンでサンタの輪郭を描きます
続いて、その輪郭の線の上をミシンで縫ってゆくのです
もちろん、首の部分は縫わずにおきますが
で、輪郭の1cmくらい外側を切り抜くのですね
あとは裏返して中綿を詰め、今度は手縫いで穴をふさぎながら頭部を縫い付ける
ふつうなら形を切ってから縫ってゆくところを
逆に縫ってから形を切り抜くところがミソでして
「形に添って縫う」と思うと心理的にプレッシャーなのですが
「四角い生地の中で線をなぞる」と思うと妙に気分が楽なのですね
それに生地が広いから重ねた上下がずれにくいというメリットもあったようです
まぁ、クリスマスが終わるまでもてばいいからという程度の仕上げです
というより、ワタクシの腕前ではそれが精一杯
それでも赤い袋、白いフェルト、顔の部分のオーナメントで
材料費が315円かかっています
フェルトは半分以上残っているけど
近所のディスカウントショップで
もっと綺麗に作られた「ロープを登るサンタクロース人形」が
299円で売られているのを見て、ちょっと複雑な気分です