湯けむりの向こう
(年末年始信州行 4)

 キャンプも含め、我が家の旅は温泉に寄るのが定番です
 今回も1泊2日で2ヵ所に入ってきました

湯楽里館

ここに寄って行こうと決めたのは
もちろん場所もちょうどいいし、もともと好きな立ち寄り湯の一つではあるのですが
無料でタオルとバスタオルがレンタルできるからでもあります
いちいちカバンの中をかき回したり
濡れたタオルを持ってドライブを続けなくていいんです
駐車場から手ぶらで行けるのが嬉しいですね…なんという横着なヤツ (^^ゞ

とはいうものの受付にいきなり行っても無料では貸してくれません
あらかじめどこかの観光案内所でクーポン券を入手しておく必要がありますが
抜かりの無い我が家は、ちゃんと人数分用意してきています

「あ、これ一枚で4人大丈夫ですよ」
「どこでこのクーポンを手に入れられました?」
「すみませんが郵便番号を教えてもらえますか?」

これまで何回かこのクーポンを使ったけど、こんなふうに訊かれたのは初めてです
そうだよね、配りました使われました、だけじゃなく
誰がどういうふうに使ったか分析しなくっちゃ。埼玉から来てるんですよ~

ここの露天風呂は南に面し
御牧ヶ原台地の向こうに八ヶ岳を臨むというロケーションで
お気に入りの眺めです
しかし、さすがに今日は寒いね。季節の移り変わりを感じます

…あ、そうか

どうもさっきからムスコと「この前来た時」の話が噛み合わないと思ったら
11月はワイン工場から軽井沢に行ったので、結局ここには寄ってなかったんだ
だからこそクーポン券が使わずにまだ手元にあったわけで
ワタクシがさっきから「この前来た時」って言ってるのは
てっきり11月だと思い込んでいたけど、9月に一人で来た時のことだった
家族で来たのは元日以来だから「あの時は日差しが強かった」と言っても通じませんね

隣接して地ビールのブルワリーがあり、ここの売店でも買えるのですが
いつもクルマを運転してきているので飲んだことがありません
でも、無料サービスの冷たい水も美味しいんですよ、ワタクシいつも飲んでます
…けっして負け惜しみではなく

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温泉で写真を撮らなかったので
浅間サンラインから見た御牧ヶ原台地と八ヶ岳の写真でご勘弁を
だいたい似たような景色です (^^ゞ
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あぐりの湯こもろ

前は今ほど立ち寄り湯が無かったから
元日には外来入浴させてくれる温泉旅館に行ったものです
泊まり合わせた仲間たちと乗り合わせたクルマを10数台連ねて
片道1時間以上もかけてあちこち行きました
春日、鹿教湯、霧積では酔って浴槽の栓を抜いた奴がいたっけなぁ

今は皆、家族で来ているからおとなしいものです
去年の元日には3家族で例の湯楽里館に行ったのですが
今年の我が家は「この足で帰るから」と単独行動です

ここは千曲川の左岸、つまり御牧ヶ原台地にあって
前日の湯楽里館とは逆に北向き、浅間山を眺める露天風呂になります
先日、ビダンさんのコメントにもありましたが
ここができるまでは足下にある国民年金保養センターの風呂に
ハイキングの後などによく行ったものです
まぁ少しでも高い場所のほうが景色が良いかというと
実はそれほど変わりません (^^ゞ 新しくて綺麗なのは確かですが

風呂から出て、これまで気づかなかったのですが
脱衣場の中にさらに小部屋があり、ちょっと部屋の名前は忘れたけど
つまり汗を乾かす部屋らしいのですね
入ってみたらひんやりとして、要するに除湿冷房中なわけです
面白くて夏なら便利そうですが、冬は湯冷めするかもしれません

あらためてどこか食堂を探すのも面倒なので
館内のレストランで軽く食べておくことにします
おっと、レストランと言ってはいけませんね。「地域食材供給施設」です
本来ここは『小諸市農村資源活用交流施設』でして
大浴場は「温泉交流室」、大広間は「情報交換体験室」ということで
都市と農村との交流を図る施設なのですね
温泉に入っていて肩が凝りそうです (^^)

地域特産農産物直売施設、つまり売店で「イチゴ大福」を買って帰ることにします
実は、この温泉の隣りはイチゴ園でして、観光イチゴ狩りが本日オープンなのです

  でもね、前に秩父でイチゴ狩りやったけど
  ほら、ふだん家では冷やしたイチゴを食べてるでしょ
  ビニールハウスでもぎたてのイチゴは温かくって馴染めませんでした

ここのイチゴ大福なら新鮮なイチゴを使って
しかもあんこに包まれてひんやりしていることでしょう

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