蔵器移植
『臓器移植』のミスタイプではありません。あれはお医者さんの仕事で、ワタクシがやるのはPCの内蔵機器の移植ですから『蔵器移植』であります。新しいPCを導入し、それが160GBという大容量(今までのが13GBだったからね)のHDDを持っていたとしても、今までのHDDに蓄積されたデータ、メールサーバやFTPの設定などを活かすためには移植してやる必要があるのです。
これが今まで使っていたPCです。横に貼り付けてる青いのはUSBハブです…本格的に普及する以前でしたから背面に2ポートしかなく、プリンタやマウス、スキャナに各種メモリなど、USBで接続する機器が増えてくると足りなくなってきたのですね。
結局オリジナルのエンブレムは作らなかったけど、四角いピンクのパーツはELパネルでして、電源を入れると青白く光ります…透明のパネルにエンブレムを描いておくと浮かび上がるというキットを買って埋め込んだのでした。
内蔵機器の数々です。画面が切れていますが、一番上からCD-ROM(IDE)、CD-RW(SCSI)、HDD(IDE)、MO(SCSI)、FD、HDD(IDE)、さらにブラケットが足りずに筐体の底にHDDを1台置いてあります。スピーカーの隣に見える四角いのが例の青く光るケースファンです。もちろん筐体に蓋をして使用中は光が漏れないので意味がありません。
一応これだけ外してみました。前列左からHDD(8.4GB…データバックアップ用)、HDD(8.4GB…データ用)、HDD(13GB…OS、アプリ用)。2列目左からMOドライブ、フロッピードライブ、電源分岐コード2本。3列目左からSCSIカード、モデムカード…これらはさらに前に使っていたPCから使い続けています。4列目左からSCSIケーブル、IDEケーブル、FDケーブル…一般的なフラットケーブルよりもケース内部がスッキリするかなぁと思って数年前に交換してみたものです。
ジャーン! これが新しいPC、DELLのDIMENSION 1100です。今はスリムタワー型が主流で、それと比べるとデザインが野暮ったいですねぇ。それにFDをつけなかったことによるメクラ蓋がいっそう輪をかけて「汎用品」の風情たっぷりです。そのぶんお値段がお安くなっているので、今回のように突発的に買う羽目になった身にはありがたいです…ただし、買ったからには当分使い続けるだろうからCPUとメモリはすこしいいものを奢りました。
デザインが野暮ったいけど、そのぶん中はスペースに余裕があり、いじり甲斐があります。それにしてもCPUクーラーの大きさが目を引きますね。大きなダクトに隠れてマザーボードが半分しか見えません。PCIスロットは3個ですが、LANとサウンド関連はマザーボードに組み込まれているので拡張カード不要です。USBポートも背面に4個、前面に2個あり、ディスプレイにも4個ついているので(本体の1個を使って接続)かつて拡張カードを使ってパラレルポートを増設したのが昔話になってしまいました。
スペースに余裕はあるのですが、空きベイなどがありませんので工夫が必要になります。HDDの1個は別のPCからもぎ取ったブラケットを使い、それのネジ穴を利用してタイラップで縛り付けて固定しました。
もう1台のHDDは5インチベイを3.5インチに変換するブラケットを使って固定しました。アクセスランプがついた前面パネルがあるのですが、色が白だし、マザーボード上にコードをつなぐ場所が判らなかったので使わないことにしました。
その下の3.5インチベイは穴だけでブラケットがついていません(FDを注文しなかったため)。プラスチック板などで自作すればMOかFDを組み込むことができるかもしれません。今後の課題です。
とりあえずMOとFDはケースの底に置いておくことにします…毎日使うわけではないからこれでいいでしょう。MOに保存してある古いデータ類も遠からずCDやDVDにコンバートしたほうがいいのでしょうね…いや、保存したところで再びそのデータを活用する日があるのかが正直言って疑問なのですが、それでも捨てるのが怖いのです。
というわけでMOやFDを使う時はケースを開けて中から機器を引き出して使うことになります。DELLのPCはケースが工具を使わずにワンタッチで開けられるようになっているので、見た目は間抜けな図ですが、手間としては面倒ではありません…たまにしか使わないから、これで充分かもしれませんね。
セット割引が使えたのでディスプレイも買い換えました。液晶になって薄くなった分、今までより画面が30センチほど遠くなりました…老眼が始まった目に嬉しいです(^^)
画面の解像度を1280×1024にしているので、ウェブサイトによってはデザインがかなり違って見えることがあります。
コメント
トチロウ
新PCのお披露目、見せていただきました。
さすがフルサイズタワー。筐体内に、いろんなユニットを転がしておけるのが、便利そうですね。
工具なしでケースを開放できるのも、気軽に手入れできて、いいなあ!
汚れを知らないうちに、バックアップもなさいますか?
TodomatsuHouse
▽トチロウさん
筐体内にはパソコンのパーツだけではなく
ヘソクリを入れておくこともできます…でも、ここで書いたら
もう駄目ですね (^^ゞ