数年前から新聞読んでて時々気になるのだけど
たとえば、今「時々」って書いたときの「々」が行頭に来ていることがあるんですよ

これっておかしくないか?

本来は「時時」と書くべきところを「時々」と書くわけですが
「上に同じ」とか「前に同じ」ってことですよね
「々」自体に意味はなく、単に繰り返しの記号なんでしょ

事情は想像つくんですよ
新聞ってのは結構ギリギリまで編集されて語句の入れ替えも多いものですから
まして今はキーボード入力しているだろうから
原稿用紙のマス目にきっちり書き込んでいるわけではないのでしょう
だから、当初は行の途中に「人々」なんて書いていたつもりでも
校正やレイアウトの都合で「人」と「々」が別の行に分かれてしまう...
きっとそうだろうと思うのですよ

事情は理解できるのだけど、容認はできないなぁ。文章としてヘンだもの

ふつう、ワープロソフトには「禁則処理」っていう設定があるよね
ワタクシは普段『秀丸エディタ』を使って文章を書いているけど(これもそう)
ちゃんと【、。,.・?!゛゜ヽヾゝゞ々ー)]}」』!),.:;?]}。」、・ー゙゚】は
文頭に来ないように設定してありますよ
逆に【([{「『([{「】は文末に来ないようにしています

ただし、それが働くのは一つながりの文章の中で使われた場合で
改行して強制的に行を変えたら無効になってしまいます

さて、コンピューターも発達してるんだから
たとえば「山々」と書いた単語の途中で改行するような場合
自動的に「山山」と前の文字を参照して変更するくらいの機能は持たせられないものか
などと考えたりするのですけどねぇ


ところで
「ゝ」や「ゞ」は平仮名の繰り返し記号なのですが
『いすゞ自動車』とか『みすゞかる信濃の国』みたいに
「ず」でしか使用例を知らないのですよ
「そのまゝ」「こゝにいる」なんてあまり見ないでしょ

「あゝ青春」「たゞそれだけ」と、使えば使えるんだけど滅多に見ません
ちょっと不思議ですね


ヽヾゝゞ々などは「繰り返し符号」「踊り字」「畳字」などと呼ぶのだそうです
キーボードで変換するときは「おなじ」「どう」などとキーインします