宿替え

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「まさに足の踏み場がないな…」

比喩や誇張ではなく、ホントになくなってしまったのですよ
まさに謎の四次元空間、ドラえもんのポケットの虫干し状態

例のワタクシの部屋と息子の部屋を交換する件
段取りとしては

 1. ワタクシの部屋の床に置いてあるものを、いったん別の部屋に入れる
 2. 息子の部屋から机などを運び入れる
 3. ワタクシの道具を元息子の部屋に運び入れる

土曜日の朝、作業を開始してまもなく
1.の段階で別室がみるみる埋まってきたのを見て
コトの恐ろしさに気づいてしまったのですね
パソコンラックやオーディオラック(中身はカラ)と
あとは「床に直接置いていたもの」だけなんですよ
何でこんなにいっぱいあるの!?

しかしサイは投げられたのであります
本当はサジを投げたい気分だけど、いまさら後には退けません
…スチール棚と本棚を残した部屋は、実はこんなに広かったのかと感心したのでした

息子の部屋から学習机と、その他こまごましたものを運び入れます
彼はそれほど道具を持っていないので
まるで単身者向けアパートの広告みたいなスッキリした部屋が現れ
今朝までの物置空間とはえらい違いです

さて、今度は一時別室に置いていたワタクシの荷物を1階に運びます
少しは段ボールの箱に入れていたけど
ちゃんとした引越し業者に頼むわけではないから
少しずつ両手に抱えては1階と2階を何度も往復します
…夕方には、足の踏み場のない新ワタクシの部屋が姿を現しました

後はこの部屋の中で荷物の整理です
とはいえ、手前のものを奥に持って行きたくても足の踏み場がないのですから
とりあえず手の届く範囲の荷物の上に仮置きするなど
端から順に「要る」「要らん」と区分けしてゆくしかないのです
さっき仮置きした荷物にたどり着いたら、再び区分けしてさらに奥へ
効率が悪いけど仕方ありません
それでも何とかPCをセッティングすることができLANにもつながりました

日曜日、この際だから思い切って「要らん」ものの比重を高めて区分けしたところ
ようやく床が3分の2くらい見えてきたのです
…が、喜んだのもつかの間。スチール棚の中身を運び込んだら
再び足の踏み場がなくなってしまいました
今日から一週間かけて、帰宅後これを整理しなくてはなりません
今度の土曜日に、クローゼットと本棚の中身を出してくるまでは
まだ息子に部屋を明け渡したことにはならないのですから


しかし、週末の2日間をかけて一部屋の引越しが終わらないなんて
段取りの悪さというか、道具の多さというか...

  たまたま天候が涼しくて良かった
  これが暑かったら、もっと能率が悪かったろう

それにつけても「転勤族」と呼ばれる人たちは凄いですね
企業によっては2年くらいで転勤するところもあるわけですが
ああいう人たちは普段からあまり道具を持たないとか、まとめやすくするとか
対策が身についてるんでしょうなぁ

と書いたけど、本当に凄いというか偉いのは「転勤族の妻」なんですよね
だって当人は仕事の引継ぎやら挨拶回りやらで忙しいし
挙句には「辞令が出てから一週間で赴任しなくっちゃ」なんて先に行っちゃったりする
残った奥さんが引っ越し業者の手配やら荷物の片付け
電気ガス水道の精算をして子供の転校の手続きをして...

大活躍ですね。頭が下がります
って、子供が中学生くらいになったら亭主を単身赴任させるから
「俺は仕事優先だから」って亭主が威張れるのもそれまでか