蛇足

きのう娘に意味を説明していて
以前からこの故事に疑問があったことを思い出しました

  ワタクシが知っている由来は、
  少ない酒を飲む権利者を決めるために
  地面に蛇の絵を早く描く競争をして
  一番先に描いた者が余裕たっぷりに
  「俺なんか足まで描いちゃうもんね」とやったところ
  「それは蛇ではない」と酒を取り上げられたという話です

ここで蛇に足を描き加えるという発想もヘンだけど
そもそも蛇の絵の早描き競争をしようという設定が妙です
紙にうろこの一枚一枚まで丁寧に描くのならともかく
地面に棒切れで描くとしたら、一本線をひょろひょろと描いて終わりでしょ
ほとんど順位に差がつかないんじゃないの?
少なくとも一番の人が足を描き加える余裕ができるほどほど差をつけるというのは
どう考えても不自然なんだけどなぁ


由来を確認するためにこのサイトで調べたら
なんと、この蛇の絵の早描き競争を引き合いにして
軍勢を引き揚げさせて無駄な戦争を避けたというのが由来だという
二段構えの話になっているのだそうです

へ~っ。ひとつお利口になりました