蛇足
きのう娘に意味を説明していて
以前からこの故事に疑問があったことを思い出しました
ワタクシが知っている由来は、
少ない酒を飲む権利者を決めるために
地面に蛇の絵を早く描く競争をして
一番先に描いた者が余裕たっぷりに
「俺なんか足まで描いちゃうもんね」とやったところ
「それは蛇ではない」と酒を取り上げられたという話です
ここで蛇に足を描き加えるという発想もヘンだけど
そもそも蛇の絵の早描き競争をしようという設定が妙です
紙にうろこの一枚一枚まで丁寧に描くのならともかく
地面に棒切れで描くとしたら、一本線をひょろひょろと描いて終わりでしょ
ほとんど順位に差がつかないんじゃないの?
少なくとも一番の人が足を描き加える余裕ができるほどほど差をつけるというのは
どう考えても不自然なんだけどなぁ
由来を確認するためにこのサイトで調べたら
なんと、この蛇の絵の早描き競争を引き合いにして
軍勢を引き揚げさせて無駄な戦争を避けたというのが由来だという
二段構えの話になっているのだそうです
へ~っ。ひとつお利口になりました
コメント
エンドウマメ
少し前のTVで、4本足の鶏を書いたり
鼻の無いゾウを書いていた小学生を特集で
報道されていました。 頭では理解してても
書くと云う行動になると正確には書けない人が
多いのだそうです。 そう云えば、フォークルの
「コブのない駱駝」と云う歌もありましたね。
まつお
▽エンドウマメさん
4本足の鶏…漫画のように走っている絵なら判りますが
四つんばいだと、ちょっと異様ですね
以前『通販生活』という雑誌で「記憶スケッチ」という連載があり
トンチンカンな絵に楽しまされたものですが
でも、描いた当人にとっては大真面目だったかもしれません
その人の興味や意識の対象を計るという点で心理学的なテーマになるかも
…調べたら「記憶スケッチ」はウェブ上に遺されていました