スキー日和・再び

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 ひな祭りの日曜日、再び奥日光に行ってまいりました…たぶんその日は疲れて記事をアップできないと思ったものですから、お寿司の話を「指定日投稿」で予約しておきました (^^ゞ


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 この標識を見ると、日光市街と中禅寺湖は5kmしか離れていないように見えますね。実は14km先の国道120号の交差点を直進(または右折)すると日光市街、中禅寺湖へは左折ですので、実際は…何kmだぁ?
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 先週行ってみたら楽しかったので、また行きたいねと思ったものの、やっぱり次の日はゆっくり休みたいので連休の初日に行きたいのですね。で、カレンダーを見たら3月で土曜日が休みになるのは3日と24日しかなく、だったら身体がスキーを思い出したばかりで気分もノッている3日がいいだろうと、今回は息子と二人で行ってきたわけです。

 先週は途中で引き返したけど、今日は光徳沼から逆川に沿って光徳入り口のバス停まで行き、国道に沿って三本松、そしてアストリアホテルまで行く、かつての奥日光XCスキー大会「ハイキング5km」のコースです。
 このあたり、年々シカによる食害が深刻になっているらしく、これまでも木の幹にネットを巻いて防護してあったのですが、今は万里の長城よろしく林の中にネットを張り、シカが戦場ヶ原に出て行けないように仕切ってありました。ハイキングコークの遊歩道もネットでふさがれていますので、くぐって行かなければなりませんでした…先週はここで折り返したんだったよね。

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 男体山を見ながら戦場ヶ原を行くコース、今日は風がないので快適でした。日なただと、じっと立っているだけでも汗ばんできそうな陽気です。雪質は…あれからもう一回くらい降ったのでしょうか、先週は表面が凍って硬くなっていたのですが、今回はちょっと湿ってはいたものの、適度なグリップと滑走性が得られる、滑りやすい雪でした。下り坂でもスピードコントロールがしやすいのが、25年やっていながらちっとも上達しない万年初心者には何よりでした。





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 昼食は例によってカップ麺とコンビニのおにぎり。昔はクルマの外に椅子やテーブルを出したのですが、このクルマにしてからは2列目のシートを倒せばテーブルになるので車内で食べるようになってしまいました…こぼすなよ!

 午後は山の方に行ってみることにして、頭の中には2パターンのコースがあったのですが、息子に「どっちがいい」と尋ねた結果、やはりスキー大会で滑ったコースに行くことにしました。これで「ハイキング10km」走破ということになりますが、5kmの部しか出たことのない息子にとっては山王林道から先は未知のコースです。そしてこのコースは、ここからが醍醐味を味わえるのです…イヒヒ。

 林の中を下って90度左折してその先で右へ、さらに左右に緩いカーブが続くのですが、初心者の皆さんは最初のカーブで全滅します。菅平のゲレンデで自信をつけた息子も、ここを下るのに30分かかってしまいました。
 いちおうワタクシは転ばずに滑ってきたのですが、息子に撮ってもらったムービーを見たら、へっぴり腰ですなぁ…これでは偉そうなこと言えません (^^ゞ





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 このあとは林の中の「心臓破りの坂」を登り、軽い下りと登りを過ぎると豪快な下りが待っています…おや、こんな標識が立っていますね。ボーゲンで滑れということでしょうか? でも、ここはパラレルの直滑降で大丈夫です。息子も気持ち良さそうに滑り降りて行きました。最後は左に曲がるのですが、今日の雪質なら手前で自然に減速するでしょう。

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 あとから滑って行ったワタクシもカーブのところで息子に追いつきます。さて、ここから光徳牧場を見ながら山腹を下って行くのが最後の難所です。左右のカーブが連続するところにもって、斜滑降になる部分が(実際はちゃんとした平らな道ができているのですが)ずり落ちるのではないかという錯覚を起こしたり、林の中の急カーブの道が凄く狭く見えたりしてパニックになってしまいそうなのです。だからこそここを転ばずに滑り降りられたときの嬉しさは格別なんですけどね…ワタクシも最後のカーブを抜けたところで転んでしまいました。
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 綿100%のズボンにスパッツもつけないという「濡れ」対策ゼロですからね。慌てて起き上がったけど、お尻と太もものあたりが濡れてしまいました。さて息子はとカメラを構えて待ち構えると、何度も転びながら、最後はスキー板に座り込んで滑り降りて来ました…おいおい、リュージュじゃないんだぞ。

 牧場を通ってアストリアホテルに…まだ20分くらいいられるな、もう1kmくらい滑ってくるか。名残を惜しんで最後の悪あがき。ああ、今日も楽しかったぁ!


 レンタルしたスキーを返し、いろは坂を降りて『やしおの湯』へ行って服を脱ごうとしたら、さすがに今日は汗びっしょりでした。着替えを持ってきておいて良かったなぁ。