現実
いつもの図書館に行って、CDの棚の前に立ちます
さぁ、今日は何を聴こうかな
ここはわりとポピュラー系のCDが多いと言っても棚は1本ですし
お気に入りのシンガーの曲はたいてい聴いてしまっています
こうなると「無料」という公共ライブラリの利点を生かして
最近は普段聞かない人のものを聴いてみたりしています
「はずれたな」と思ってもフトコロが痛まないしね (^^ゞ
今日は珍しく松山千春でも聴いてみようかな
家に帰ってプレーヤー(PC)にかけると
昔と変わらない澄み切った声が響いてきました
30年近く前、彼の歌を聴き
そして自分も実際に北海道の大地を歩いていた頃を思い出します
とまぁ、歌を聴いているぶんには
すっかりいい気分に浸っていられたのですが...
このジャケットはなんだぁ!?
ワタクシの記憶にある松山千春は
右の写真にあるような
まだ青二才と呼びたくなるようなアンちゃんですよ
それがなんですか、この胡散臭そうなおっさんは
30年経った、これが「現実」なんだよなぁ
そしてきっと、このジェケットを見て怒っているワタクシの顔も
胡散臭そうなおっさんになっているんでしょうなぁ
禿げてはいないが、同じような髭伸ばしてるし
それから下のポートレートを別にすると
この写真の構図や色使いは、なんだか選挙ポスターに見えませんか
ふと、まだまだ厳しいという北海道経済の状況が頭をよぎり
「北の大地に活力を」
そう訴えて出馬したかのような連想をしてしまいました
夕張のこともありますしね、これも厳しい現実なんだなぁ
それやこれやで
この中に収録されている「現実」という曲とは無関係なんですけど
妙に「現実」というアルバムタイトルに考えさせられるCDでありました