湾岸橋巡り
横浜へは、今回は海沿いの場所が目的地だったので
いつもと思いっきりルートを変えて東北道を使うことにしました
関越道で練馬へ行き、都内で首都高速の入り口まで移動するよりは
初めっから田舎道を走って東北道・加須ICを目指した方が
そのまま首都高速に入れるので便利だろうと思ったからです
外環道を使って余分な料金を払うのは選択肢にはありません
川口ジャンクションで東北道から首都高速に入り、川口線を南下
そのあと荒川に沿って中央環状緯線を走れば
『かつしかハープ橋』という美しい橋を渡ることになるのですが
今回は手前で高速6号線に入り、隅田川に沿って走ることにします
目指すは湾岸線、なのですが
中央環状線をそのまま走って葛西ジャンクションで乗り入れるのではなく
都心を通って11号台場線から乗り入れようという作戦なのです
…なぜなら、このルートだと『レインボーブリッジ』を渡れるから
時間に余裕があれば湾岸線からレインボーブリッジを渡って都心に入り
都心環状線を一周して再びレインボーブリッジを渡って湾岸線に戻る
というルートもあるんですけれどね
しかし自分が走っている、それも高速度で走っている道に架かる橋を
鑑賞するのは結構大変です
ビューポイントが限られてしまう上に、あっという間に通り過ぎてしまいます
写真撮影が間に合いません(言い訳です)
湾岸線のルートは広々とした埋立地で、ときおり見える海に気持ちがゆったりとします
もちろん外海ではないのですが東京湾は広いですからね
水平線を見ながら走る気分は格別です
同じ首都高速でもビルの谷間を迫る防音壁の圧迫感を感じながら走るのとでは
疲れ方が全然違います
やがて『鶴見つばさ橋』が前方に見えてきます
ワタクシ、この橋の姿が大好きなんですよ
かつしかハープ橋同様に一面吊りの斜張橋で
二股に分かれたタワーの中を道路が通り抜けるデザインが好きです
ここも近づくにつれて良さがだんだん見えなくなってくるのが残念ではあります
さて、いよいよ最後は『横浜ベイブリッジ』なのでありますが
渡る前に大黒PAで休憩であります
なにせ街の中は時間いくらの有料駐車場ばかりですからね
ここで気兼ねせずに少し休んで腹ごしらえもしておこうというわけです
かつてここからはベイブリッジがよく見えたはずですが
今は倉庫が立ちふさがっています…景観論争は起きなかったのでしょうか?
同じ斜張橋でも、こちらは道の両側にタワーがあり
一面吊りに対して二面吊りというのでしょうか?
これはこれで重厚感がありますが
個人的な好みからいうと一面吊りのほうに美しさを感じてしまいます
土木に関して詳しいわけではないのですが
レインボーブリッジのような「吊り橋」は外側のアンカーの位置が重要で
山の中や都会など背後地に制約のあるところでは大きな橋は作れないと思うのですが
「斜張橋」だったら作れるのではないでしょうか
というわけでこういう橋が増えてゆくような気がするのですが、どうでしょう?
荒川に架かる国道299号線・『秩父橋』は
左岸に立つ1本のタワーから吊っている斜張橋で
ワタクシの好きな橋ベスト3に入りますね
最近なかなか通る機会がないけど、今度行ったら写真を撮ろう
などと考えながらベイブリッジを渡っていると
みなとみらい地区のビル群の後ろに富士山が見えました
写真ではボンヤリしていますが実際はかなり濃いシルエットで
夏の昼間にこれだけよく見えるのは珍しいのではないのかな
附記:
おっと、土地勘がないと道路や地名の配置が判りませんよね
かくいうワタクシもルート図を見ながら書きました (^^ゞ
という人に、こんなページがありましたのでご参考までに
また、ここで紹介した橋の写真を
いっぺんに見られるページもありました
あと、右に挙げた本やこんな本もあるようです