時間調整

『横浜人形の家』に行ったあとは玉川学園に義母を訪ね
昨年亡くなった義父の墓参りをしたり、成瀬で夕食を食べたり
そしてまた義母のマンションで夜まで過ごし、9時半ごろにいとまを告げました
夜遅く帰宅することにしていたのはワケがあります
第一に「涼しいから疲れが少ない」、第二に「(たぶん)道路がすいている」
そして...

「ありゃりゃ、順調に来ちゃったから早く着いちゃうかな!?」

そう思ったのは横浜青葉ICから東名高速道路に乗ったときです
本当だったら順調に来てしまうのはいいことなのですが
この時ばかりはそれでは困るのです

というのも、夜10時から始まる「早朝夜間割引」を狙っていたのですね
これを使うと料金が(ほぼ)半額になるのです
ところが、今のこのペースでは10時前に東京に着いてしまいそうな気配なのです
あわててスピードを落とし、60~70km/hを維持しながら走ってゆくことに
  ちなみに高速道路の最低制限速度は50km/hです
それでどうにか10時過ぎに東京に着くだろうと思ったのですが
またまた大変なことに気がつきました

「東京料金所は終点の6km以上も手前にある!」

そうなのです。終点が10時、ではなく料金所が10時でないと意味がないのです
このままではどうあがいても10時前に着いてしまいます
そのとき頭に浮かんだのは正月の出来事でした
…料金ゲートの手前で停車して待つしかない (^^ゞ

きっと明日あたりテレビで混雑ぶりを中継されるでしょうが
東京料金所は本線上に沢山のゲートが並び
その前後には拡散・収束用に、まるで蛇が卵を飲み込んだかのように
ぷっくりと膨らんだスペースがあります
その端っこにクルマを停めて「通行券を探しているフリ」をしようという作戦ですね

セコイと笑わないでください
行ってみたらすでに停まっているクルマが何台もいたんだから
あ、あいつらもきっと同じこと考えてるんだろーなぁ
と思っているワタクシの後ろにもすぐに数台のクルマが停まったんですから
…10時まであと2分

時計が10時を回ったなと思ったら
それまでハザードランプを点けて停まっていたクルマが次々と発進し
ETC専用ゲートを抜けて走り去って行きます。もちろんワタクシも
いやぁこれで通常550円が300円になった上に
  高速道路の料金は50円単位に端数調整(24捨25入)するのです
  だから「(ほぼ)半額」と書いたわけですね

ワタクシが時間調整停車に入る前から一般ゲートに並んで待っているクルマよりも
先に料金所を通り抜けられるのですからETCはありがたいなと思ってしまうのであります


そのあと都内の環8通りでは予想に反して渋滞に巻き込まれましたが
下高井戸を過ぎたらその後はまぁ順調(今度は内回りが渋滞していた)に進み
練馬からの関越道もクルマの量は多かったもののスピード相場が高かったので
ちょいとおっかなかったけどスイスイと帰って来れました。もちろん関越道も半額です
早朝深夜割引は一日に何度も使えるので
通勤割引のように2枚のカードを取り替えて使う必要がないのが楽です

それにしても
夜11時を回ったこの時間に下りのクルマがこんなに多いとはビックリしました
そして、それ以上に驚いたのが上りの出口渋滞です
正確には「お支払い渋滞」ですが、まだUターンラッシュが始まる12日の夜ですよ
本線上にある新座料金所を先頭に3km以上もつながっていました
あれじゃいくらETCを搭載していても料金所まで行けないので意味がありませんね

関係者の片棒担いで普及促進を図ろうというのではありませんが
ETC搭載車がもっと増えないと、この渋滞は解消されませんね
「盆暮れの帰省にしか使わないから」と搭載をためらっているクルマにこそ必要なんです
実は、かつてワタクシもそうでした。わざわざ付けなくても田舎の料金所は空いていると
でも、いろんなキャンペーンや割引ですぐにモトが取れますから付けましょうよ
モトが取れたら、あとは儲けですから