氷殺

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ライオンは27日、零下40度の噴射剤で虫を殺す新しいタイプの殺虫剤「氷殺ジェット」シリーズで引火事故が相次いだため、製造と販売を中止したと発表した。

 今年3月の発売以来、ガスレンジの火に引火して顔に軽いやけどを負うなどの事故が計20件発生しており、同日から自主回収を始めた。

 対象は、バルサンシリーズの「飛ぶ虫氷殺ジェット」と「這(は)う虫氷殺ジェット」。冷気を吹き付け、虫を凍らせるのが特長だ。殺虫成分を使用しない安心感が人気を呼び、年間100万本売ればヒットとされる殺虫剤市場で、半年間で計325万本が売れる大ヒットとなった。

 ただ、他の殺虫剤と同様に、噴射剤には可燃性ガスを使用している。このため、使用中にガスコンロの火に引火して顔に軽いやけどを負ったり、風呂釜の火に引火して網戸を焼く火災などが起こった。

メーカーの人には申し訳ないけど
このニュースを見たとき、思わず「バンザイ!」と声を出しそうになりました

殺虫成分を使っていない、という謳い文句につられて
室内でイヌを飼っているワタクシも買ってみたのですね

ところが、、、

飛んでいるハエはもちろん、壁や床に止まっているハエでさえ
のんびり自分が凍るまでじっとしてはいませんでした
シューッとスプレーを吹き付けるシの音がした途端
サッと飛んで逃げるのです

殺虫剤ならたとえ逃げてもハエの身体に付着した毒液がやがて効いてくる
そんな期待が持てるのですが、これは殺虫成分が無いのが売り文句ですからね

そのくせこのスプレー、床や壁に油のような薬液が残るのです
ハエに逃げられ、ティッシュで床や壁を吹くときの虚しさときたら
嗚呼、しょうもないものを買ってもうた、、、

  パソコン内部の埃を飛ばすのに使っているスプレーも
  もの凄い冷却効果があって、基盤が霜で真っ白になるのですが
  すぐに気化してしまいます…そうでなければ回路がショートしますからね
  この氷殺スプレーを買ったときも、あれを期待していたのですね

今回、理由は違いますがメーカーさんが回収してくださるそうで
買い物に失敗をした、という自己嫌悪から立ち直れそうです


ところで、、、
LPガスは他のスプレーでも使っているのに
どうしてこの商品だけが事故が目立って自主回収になったんでしょうね?

ああ、それから
昔、ペンキのスプレー缶は噴射している前でライターを点けると火炎放射器になる
という話を聞いたものです
良い子は真似をしちゃ駄目ですよ。火遊びするとおねしょしますからね