焼き鳥はいかが

 
子供の頃、コック姿の豚が描かれている
そんな看板の食堂がありました

その店に限らず、当時のとんかつ屋や洋食屋の看板の意匠として
これはポピュラーなものとして全国あちこちで見られたに違いないですね

でも、よく考えたら不気味な話で
豚がにっこり笑ってとんかつを勧めているのですよ

「おっ、この豚の絵が可愛いから、とんかつでも食べて行こうか」
そう連想する人がいるわけないじゃないか…
というようなことを大人になって読んだ伊丹十三さんの本にも書かれていましたが
まったくもって同感ですよね


ここで紹介する焼き鳥屋さんの看板は
そういう「共食いキャラクター」とは違うのですが
「これを見て焼き鳥を食べたくなるのだろうか?」と
激しく疑問を感じてしまうのであります

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