故障
昨日の夕方、お出かけ先から帰ろうと高速道路を走っていたら
道路脇でモクモクと白い煙を噴き出して停まっているクルマがありました
ボンネットではなくボディの下だったから排気系のトラブルでしょうか
ドライバーは車内にいるのか外に出たのかは判りませんでしたが
三角停止板やハザードランプの点滅もなく放置状態で
ちょっとショッキングな情景でした
ま、クルマから逃げ出すのが精一杯で
三角停止板を取り出してセットできるような気持ちの余裕はないでしょう
ハザードだって、点けていたのが電装系が駄目になって消えたのかもしれないし
その昔、東名高速が完成した頃はまだクルマの性能というか耐久性が良くなくって
特に軽自動車では全線を一気に完走できなかったとかいいます
それだけ高速走行はクルマに負担が大きいのです
だから高速道路を使うということは「特別のドライブ」で
あらためて「ファンベルトの張りは適切か?」「冷却水は?」「空気圧は?」
などとチェックをして出発するよう啓蒙していたわけです
もちろんこれは毎日の始業点検でも必要なことなんだけど
バス会社や運送会社でもないかぎり、ほとんどやっていないんじゃないですか
まして高速道路のインター近くのスタンドで空気圧を高めにセットし直す人はいません
いまや「日常のドライブの一部分」として
近所に買い物に行く感覚の延長で高速走行をしているというのが
ワタクシを含めて大多数ではないでしょうか
でも、クルマにとっては普段の何倍もしんどい仕事をしているんですよね
「馬車馬のように...」という言葉がありますが
鞭ならぬアクセルを踏めば応えてくれるクルマを思いやる心を忘れがちです
馬車馬だって点検したり休ませなくってはいけませんよね
なぁんて思いながら、実際には結構すっ飛ばして帰ってきたなぁ (^^ゝ