フィンガーポイント


アップで見ると塗装も傷んでるねぇ

新しいカメラ、PENTAX K100D Super の取扱説明書には
レンズの取り付け方として、次のように書かれています

  カメラとレンズの赤点を合わせ
  「カチッ」と音がするまでレンズを右に回して...

上の写真は、PENTAX MX です
この赤点を合わせるのは、Kマウントの伝統的なやり方で
30年近く前に買った MX も同様なのですが...
レンズの絞りリングのところに黄色いでっぱりがあるのが判りますか?
本当は白かったんですけど、すっかり黄ばんでしまいましたが
このでっぱりの位置が、ボディ側のマウント脇にある
レンズ取り外しボタンの位置と合っていることにご注目ください

つまり、赤点を合わせるだけでなく
このでっぱりと、レンズ取り外しボタンを合わせることでも
レンズを取り付ける際の位置決めができるのです
そして、これはペイントされた赤点とは違い
手探りでも位置が判る便利さがあるのです

ほら、被写体から目が離せないことってあるじゃないですか
忙しく動き回る対象を、常に視野に入れていないと
すぐにカメラが構えられない…テニスの試合なんかそうでしょ
まぁ、そんなシビアな状況でなくても
カメラを覗き込んでゆっくり赤点を探していられない時ってありますよ
そんな時にも容易にレンズ交換ができるのがこれのメリットなのです

ですから、ワタクシが今まで使ったPENTAXのカメラは
すべてこの位置にレンズ交換ボタンがあったのです
それが、このK100DSでは、位置が違うんですよ...

MXとZ-1、レンズ取り外しボタンだけではなくプレビューボタンの位置も同じ

まぁ20年前のFシリーズの頃からレンズ側のフィンガーポイントが無くなっているので
ボディ側でいつまでも義理立てする必要が無くなったのでしょうね
その頃からグリップがボディに標準装備になり
そうなるとボタンの位置がグリップとレンズの谷間になって
使いにくいと感じる人も出てくるでしょうからね
でも、ワタクシの場合は、グリップを使ってもなお
右手の薬指がごく自然に届く場所が旧来のボタン位置なんですよ

まぁ今はズームレンズ使ってますから
レンズ交換なんてそう頻繁にやらないのですが
すごく気になってしまう部分なのであります…そのうち慣れるでしょうけど

カメラは自分自身を撮れない…のでOptioS50を使用