あの日の風 Live2007

 

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「アナタは買ったらそれで安心するんだから...」

ツレに言われるまでも無く自覚しているのですが
どうもワタクシ、お菓子や本やCDなど
買っておきながら死蔵してしまうものが多いんですね
ま、お菓子はたいてい子供たちに食べられてしまいますが
実家には「まだ一度も針を乗せていないレコード」があったりします

このDVDも秋に買ったのですが、まだ封さえ切っておらず
暮れの30日にようやく観ました…ここで観なかったら一生死蔵しちゃうかも (^^ゞ


あわてて観なかった理由のひとつになるのかどうか
これは一昨年に発売された同名のCDアルバムをビデオ化したものです
Liveとありますが「無観客」
だから観客とのやり取りが醸し出す独特の緊張感はないのですが
そのぶんゆったりとした雰囲気が漂っています

もともとオリジナルのCDもいい雰囲気だったのですが
こちらはプレーヤーの表情が見えることもあって更にいい雰囲気です

レコーディングの方法として
プレーヤー各人が別々に録音したものをエンジニアが重ねてゆくやり方があります
それは確かに音がクリアだし、音像のバランスもしっかり作れます
演奏だってプレーヤーが集中して質の高いものが期待できるのですが
雰囲気という面ではちょっとつまらない気がするのです
先だって「まる六」のアルバムの感想でも書いたけど
「温かみ」という点ではメンバーが一緒に「せーの」でやったほうが
素晴らしいものができるような気がするのです

めいめいが個別に録音すると
やっぱり自分を目いっぱい出そうとするでしょう
みんなでやっていると「俺が俺が」ではなく
もちろん、ソロで決める部分もありますが
譲り合っている部分、という言い方は変ですね
相手の良さを引き出そうとする部分があるようなんですよ
あと「あんたはそう来るか、じゃぁ俺はこうだ」という掛け合い

そういうセッションの楽しさがこのDVDから伝わってきます


CDをビデオ化したと書きましたが
このDVDにはゲストプレーヤーとして村上律さん、進藤了彦さんが参加しています
が、残念なことに二人が同時に参加した曲が無く、ジャケット写真も別々です

…あ、思い出した!
 この全員が同時にステージで演奏しているシーンを見たことがあるのを

2006年夏の野反湖フィールドフォークコンサートです
考えたら贅沢なステージでしたね

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