二人の「きんちゃん」(野反湖余話)
野反湖のコンサートから一ヶ月が過ぎてしまいました
…いかんなぁ、いろんなことを書きたかったのに
事前の告知で中川イサトさんが出ることは判っていたし
野反湖ではお馴染みのメンバーである
宮崎勝之さん、古橋一晃さん、河野俊二さんが出るのも判っていました
しかし行ってみて、いや、本番が始まって驚いたのは
竹田裕美子さん、大庭珍太サンまでもが参加して
『中川イサト with 武蔵野レビュー』の全メンバーが揃っていたことでした
それだけではなく、村上律さんまで一緒になって
まぁ、それはそれで見もの聴きものだったのですが
あまり音楽的なこととは関係ないところで...
武蔵野レビューには「きんちゃん」と呼ばれるプレイヤーが
二人いるということに気づきました
竹田裕美子さんは「金ちゃん」、河野俊二さんは「菌ちゃん」
その由来について、かねがね知りたいと思っていたのですが
数日前に竹田「金ちゃん」についての記述を見つけました
「金太郎に似ている」
出典は、なぎら健壱さんの『永遠の絆・なぎらけんいちリサイタル』という
ライブアルバムのライナーノートでした
LPからCD化されて小さくなっていましたが1972年当時の竹田さんの写真が載っており
なるほど、熊の背中に乗った金太郎人形に似てなくも無いなぁと思えたのでした
河野「菌ちゃん」の由来は不明です
コンサート会場でイサトさんの新アルバム『あの日の風』を買い求めました
そこでは同時に『高田渡トリビュート』も売られていたのですが
ワタクシ、あることに気づいていました
『あの日の風』のジャケットに描かれたイサトさんが着ているシャツは
『高田渡トリビュート』で録音時に着ていたシャツと同じなのですね
このアルバムは高田渡さんへのレクイエム的な要素もあり
野反湖のステージでも「生活の柄」を歌ったのですが
ワタクシ、野反湖に向かう車中で西岡たかしさんの『storage』を聞いていました
このCDの中にも「白湯(SAYU)」という高田渡さんに捧げた歌があり
なんだか今年の野反湖コンサートは
高田渡さんを追悼するコンサートになってしまったような
そんな気もしたのでした
そういえば、一番最初にステージに上がった『ホットシューマーズ』とは
映画『タカダワタル的』の上映会が最初の出会いでしたっけ
もうひとつ、ついでの話なのですが
今日、9月21日は吉祥寺で『あの日の風・発売記念ライブ』なのですね
無理にこの日に合わせて記事を書いたのではなかったのですが
たまたまそうなってしまいました