消音ケース・実戦テスト
東京に行ったときの話は、レジ袋のネタでおしまいにしようと思っていたのですが
肝心なことを忘れておりました...例の消音ケースを使ってみたのです
結論から言えば、それなりに使えます
もちろん、完全に無音にはなりませんが
知っている歌だと声が大きくなるタイミングが判っていますから
今回は小さな会場で、松崎さんとの距離が1.5mくらいでしたが
ご本人にはシャッター音はそれほど届かなかったのではないかと思います
(確かめたわけではありませんでしたが)
それに、もともとこの消音ケースは
ステージの演者に対してではなく、周辺の観客に対して
とくに傍でビデオを回している人がいると耳障りになるでしょうから
そちらに対する配慮、というより「言い訳」です
ここまでやってるんだから大目に見ろよな、と (^^ゞ
そういう意味でもまずまず音を殺せたのではないかと思います
前にも書いたのですが、音の大部分はミラーの作動音みたいですので
レンズの鏡胴から音が響いているような気がします
ところが、この部分に防音を施すとピント合わせやズーミングができなくなります
ワタクシの消音ケースが国産大衆車とするなら
ロールスロイスとも言うべき「ジャコブソン」の消音ケースを
ネット上の写真でしたが見る機会がありました
レンズに合わせてサイズの違う消音アタッチメントがあるんですね
ともあれ、オモチャとしてはこれで勘弁してくださいってとこですね
意外とファインダーがまともに使えるというのは自分でも驚きました
ちゃんとピントを確認してシャッターが切れるのは安心です
またどこかで使ってみようかと思いますが
ハッキリ言って、演者にしてみれば
目の前で怪しい箱を振り回される方がよっぽど気になってしまうかもしれません
バルトという店を訪ねたのは今回初めてでした
室内ですから暗いだろうというのは予測がついたので
50mm・f1.4という30年位前に買ったレンズも持って行きました
こういう出番があると思って手放せずにいたレンズです
明るさに関しては、この選択は間違いではなかったと思っています
が、松崎さんとワタクシの距離が近すぎた...画角が狭いのであります
フィルムと受光素子の大きさの違いから、デジカメで50mmのレンズを使うと
35mmフィルムカメラで70~80mmのレンズを使うような感覚になります
これってポートレート用の「やや望遠」レンズなんですよ
当然全体が入りきれなくなるところに、後ろに窓があった...まだ午後4時
構図や露出を決めるのに難儀したのでありました
使うときの注意事項ですが
当然ではありますが、カメラの電子音は「OFF」にしておきます
でないと合焦の際に「ピッ!」ですからね
あと、今回はもともとオートフォーカス非対応のレンズでしたが
ピント合わせはマニュアルで行います
けっこうピントリングを回すためのモーター音も気になるんですね
そして、デジカメは何らかの操作をしないと
節電のために電源が切れる仕様になっていることが多いので
これを、K100DSの場合、最大の30分にしておきます
なにせ、消音ケースに入れたら電子レリーズ以外は触れませんから
これで30分に1回は空シャッターを切っておけば使い続けられます
もちろん、撮影許可をとるのは言うまでもありません
これを使うからといって免責されるわけではありませんから