やなぎや
札所巡りの楽しみの一つは秩父の蕎麦を味わうこと
前回は時分どきを外した上に、いきなり目の前に現れた店に入って
まぁそれはそれで面白いハプニングだったけど
今回はちゃんと狙いを定めて行きました
...時間もお昼になるように札所を廻る順番を逆打ちにして
訪ねたのはこのサイトでお勧めの『やなぎや』さん
くるみそばの味わいは秩父でNo.1とのことです
この春に新築移転したとかで、まだ新しいお店に着いたのは1時少し過ぎ
お昼のピークを過ぎた頃だろうと思ったら満員で
数組のお客が入り口近くで立って席が空くのを待っておりました
ワタクシたち夫婦の後にもすぐに2組...ほとんど同時に駐車場に入ってきたんだけどね
こちらは徒歩だったので店に入るのが一歩早かったというわけ (^^ゞ
しばらく待ってようやく空席ができ
注文して蕎麦が届くまでもけっこう時間がかかりました
壁のテレビを見ていたから気にならなかったけど
店に入ってから箸を手に取るまで50分くらいかかっていたみたい
まぁこの日は3連休ということもあって、ここに限らずあちこち混んでたからね
そういや、ウチが席に着いて間もなく店の人が暖簾を下げていました
つまり「売切れじまい」ってことです...あやうく食いはぐれるとこだったんだ
さて、注文したのはもちろん「くるみ汁大もり」です
メニューは判りやすい構成で
基本のそばメニューに、大盛りが100円増し、くるみ汁が100円増し
くるみは秩父産の和ぐるみだそうです
ところがね、出てきた「くるみ汁」は意外にあっさりしてるんですよ
ベースの「そばつゆ」の味をかなり強く残して、さらっとした感じ
いえね、ワタクシとしてはもっとどろっとしたものを想像してたんですよ
冷しゃぶをごまだれで食べるような感じのやつをね
というのも、信州の『草笛』なんかだとそんな濃厚なつゆだったように思うんですよ
それからすると、こちらは普通のそばつゆで食べている感じが強いんですね
なんというか、くるみの「味」ではなく「風味」を楽しむような印象です
もっとも、ワタクシといたしましてはこの方が好みに合っているのでございます
あんまりくるみの味が口の中にむわっと広がるのもどうかと思うし
ツルツルっと喉ごし良く蕎麦を食べるにも
これくらいの粘度がいいのではないかと思うのです
ですからつゆの加減としてはこれくらいが食べやすくて、決して不満は無いのです
でも、これで100円増しというのは...地場の和ぐるみじゃ仕方ないのかな
ま、「くるみ汁大もり」で850円でしたから、総額から考えると「やや安め」でしょう
なにはともあれ、美味しく味わえました。ご馳走さま
というわけで、量もそこそこ食べて満足だったのですが
このあともう少し歩いて『じばさんセンター』やら『秩父まつり会館』などに寄ったので
やっぱり今回も道の駅の立ち食いで「月見そば」を食べてきました (^^ゞ
いや、ここは立ち食いではありますが『秩父そばの会』が運営しているので
「どうせ立ち食い」とあなどれない美味しさなのですね
なぜか『秩父そばの会』の公式サイトでは
道の駅での営業について何も触れられていない
次回はここのレポートを載せようかとも思っています
コメント
雀屋
関東はお蕎麦が美味しいですね。先の蒟蒻系蕎麦の記事を、何を混ぜたらそう言う食感になるのかなと思いながら読んだので、くるみ蕎麦っててっきり蕎麦にクルミが混ぜてあるのかと思いました(^^;
ツユがクルミ汁なんですね。
それにしても、蕎麦好きな人はやっぱり冬でもモリとかザルなんですね~。
まつお
▽雀屋さん
蕎麦に何かを練りこむのは「かわり蕎麦」と呼ばれていますね
「柚子きり」とか「梅きり」など、風味を楽しめます
蕎麦本来の香りを楽しむためには「もり」系がいいんですが
お店によっては「もり」と「かけ」の蕎麦を変えて
熱いつゆでも美味しく食べられる蕎麦を出してくれるところがありますよ
お腹が減っているときは「大盛り」を頼むよりも
「もり」と「かけ」を両方頼んだ方が
お腹が膨れるし、その店の特徴がよく判ります