地球はマルイぜ
正月休みが終わる頃だったかな。Amazonにアクセスしたら...
「旦那、こんなCDがあるんですけど、いかがです?」
「なんだ、保多さんか...これなら前に図書館で借りてきて聴いたよ
それにしても、よくオレがこういうCDに興味を持つって判ったな」
「へへへ、旦那はこないだ石川セリさんの『翼』を検索したでしょ
そこから見当つけたんですよ」
「なるほどね...ま、そういうわけで改めて買おうとは思わないから」
「そうですか、じゃぁこれはどうです? 林美智子さん」
「林美智子って、オレが子供の頃によくテレビに出ていた女優さん?」
「いえいえ違いますよ。メゾソプラノのクラシック歌手」
「おいおい、オレが保多さんを聴いたのは武満徹さんの歌を取り上げていたからで
別にクラシック歌手だからということで聴いたんじゃないんだよ」
「だからその武満さんなんですよ、ほら」
アルバムタイトルといい、ジャケット写真といい
なんかこう、ポップス系のイメージなのですが
聴いてみるとやっぱり「ソング」というよりは「歌曲」ですなぁ
アレンジに工夫して、親しみやすく仕上がってはいるけど
どうしてもこちらは小室さんやセリさんからのアプローチですからね
ギャップを感じてしまうのは仕方ないかもしれません
でも、これが嫌いとかっていうわけじゃない
いい歌は、どう歌ってもよく聞こえるものなんですね
武満徹さんの歌は、これまでにもいろんな人が歌っていて
それぞれの持ち味を生かしているわけですが
このアルバムでは「ぽつねん」が取り上げられていまして
これにはいささか驚きました...小室さんのイメージが強い歌ですからね
バルト店長のブログに沢知恵さんの『翼』が好いと書いてありました
沢さんといえば、以前『わたしが一番きれいだったとき』でたどり着いた人ですね
うん、確かにあの人の歌もいいよね。今度聴いてみたいな
しかし『翼』に関して言うと
歌い手もさることながら、ワタクシ、八木のぶおさんのハーモニカが大好きなのです
でもって、小室さんセリさんのアルバムには八木さんがバックについているのですが
個人的な好みと感想を言えば、セリさんのアルバムでの方が
八木さんのハーモニカがうっとりと聴けたような感じがするのです
明日、久しぶりに八木さんのハーモニカがナマで聴けるので楽しみです
ただし、『翼』を聴くには小室さんが歌ってくれなければならないのですが...
ここで取り上げた、『翼』が収録されているCDです
画像をクリックするとAmazonで購入可能です(一部廃盤を除く)
地球はマルイぜ~武満徹:SONGS~ /林美智子
武満徹SONGS見えないこども/保多由子
翼 武満徹ポップ・ソングス/石川セリ
MI・YO・TA/石川セリ
時間のパスポート/小室等
武満徹ソングブック/小室等
シンガー/沢知恵