'09 椛の湖フォークジャンボリー

 


開催まで、ちょうどあと2ケ月となってしまいましたが
この夏、『'09 椛の湖フォークジャンボリー』が行われます

椛の湖でのフォークコンサートといえば
1969年から1971年まで開かれた『全日本フォークジャンボリー』が有名...
というよりも日本のフォークソング史を語る上で
これを抜きにするわけにはいかないエポックでした

71年には、2万人以上の観客が押し寄せたといいます
国鉄は新宿から臨時列車を走らせ
吉田拓郎がサブステージで「人間なんて」を90分も熱唱し
メインステージでは観客による占拠事件が起こる...

ワタクシは直接見に行ったわけではないけど
こんな伝説を文章や、写真で見聞きしてきました

当時スタッフとして、このコンサートを作り上げた人たちが
40年の節目にジャンボリーを復活させようとしています


公式ブログには40年前の写真がいろいろと紹介されてます
当時の写真を紹介するサイトは他にもあるのですが
見比べてみると、伝わってくるものが違うのです

後者は、こんな出演者がいた、こんなパフォーマンスがあったと
どちらかというと観客の視点でコンサートを捉えていているように感じるのに対し
前者の公式ブログは、コンサートを作った人たちの視点の写真なのです
そしてそれは、草の根の手作りコンサートだったことを感じさせます

結果的に肥大化して社会現象にまでなって
主催者たちの手に余る規模になったコンサートを
今、再び自分たちの手に取り戻して
原点に返って作り上げたい
それがフォーク、生活者の歌であると

あれから40年...決して懐古趣味ではない
今年のフォークジャンボリーです