「鉄」の血

 


この週末、ツレアイが里帰りを企てているようです...単独で
ということは公共交通機関、つまり鉄道を使うことになります

義母の家は横浜、と言っても青葉区のはずれですから
新宿から小田急に乗って玉川学園で下車すればいいのですが
今回は横浜駅近くで寄ってゆきたい場所があるそうな

「ふぅん、そうなると湘南新宿ラインで渋谷に出て東横線だな...あっ!?」

高崎線・東北線(宇都宮線)と東海道線に直接乗り入れている湘南新宿ラインですから
深谷から乗れば横浜まで乗り換え無しじゃありませんか

なんだ、簡単な話だったなと思いながら運賃を調べてみてビックリ!

当初考えた深谷→渋谷が1.280円、渋谷→横浜(東急)が260円、計1,540円
これをJRの通しで乗ると、深谷→横浜が1,890円と、ずいぶん高くなるのです
それに、渋谷→横浜のJR運賃でさえ380円なんですよ。
つまり渋谷で切符を買いなおすと1,660円で行けることになります

どうして通して買うと230円も高くなるんだよ! 東急乗換えだと350円も違う!

深谷から乗り換え無しで行ける便利さを甘受するためには
この差額を払わねばならないのでしょうか?

  長野行北陸新幹線ができる前ですが
  深谷から小諸に行くのに、横川でいったん降りて切符を買いなおすことで
  通しで買うよりも100円安く行ったことがあります
  横川駅はすべての列車が機関車増結のため5分程度停まるので
  一度降りた電車に再び乗って小諸に向かったのでした

『深谷から渋谷まで』の切符を買って乗り、横浜で精算する方法がありますが
「打ち切り精算」で新規に渋谷→横浜までの運賃を請求されればいいとして
駅の自販機が『深谷から1280円区間』という切符だった場合は
「深谷から横浜までの運賃の1280円は払い済み」という解釈になって
差額を徴収されることになり、そうなると結局は通しで買うのと同じになります
もちろんSuicaで乗ったら着駅基準で通し運賃を引き落とされてしまいます

...さて、どうする?

ここで素敵な切符の存在を思い出しました
「往復運賃に10円プラスするだけで都内が乗り放題」になるアレです
『都区内・りんかいフリーきっぷ』を使うと蒲田まで行くことができます
これを持っていれば、実際の乗車経路はどうであれ
横浜駅の精算所では「蒲田→横浜」の210円を払えばいいはずです
深谷発のフリーきっぷは往復で2,570円ですから、片道を半額で考えると1,285円
合わせて1,495円で横浜まで行けることになります

  一晩泊まった帰りに新宿→深谷でしかフリーきっぷを使わなかったとしても
  5円割高になってしまうだけです

おっ、東急にも勝った (^_^)v

これなら二階建てグリーン車750円を奢ってもいいかなって気になります
...ま、実際に出かけるのはツレアイなんですけどね (^^ゞ

どうもお出かけの話になると血が騒いでしまいます
高速道路は上限1,000円になって工夫の余地が奪われたからなぁ