天の配剤

 


鼓土里座に行った日、その前に恵那の知人を訪ねました
ワタクシもそうそう岐阜方面に行くことは無いのですが
その知人も忙しい人で不在がち
前回5月に鼓土里座に行ったときも
仕事で岐阜を離れていたため会うことはできませんでした

それが今回、前後の日は予定が入っているけれども
4日だけはなんとか時間が取れるということで
午後のひと時、都合をつけてもらったのでした

こちらの都合に合わせてもらうのだから
10分か20分、ちょっと顔を見て言葉を交わすだけで充分だったのですが
「このあたりじゃ、これくらいしか案内できないんですが...」と
クルマで10数分ほど離れたところにある『寿老の滝』に連れて行ってくれました

暑さが増せば増すほど、涼しさが際立ってきそうな場所ですね


前日まで降っていた雨のせいか、流量がいつもよりずっと多いそうですが
左右二つの滝が対照的な表情を見せています

「この水は、まったく問題なく飲めますよ」

知人に促されて手ですくって飲んだ水は、ほんのりと甘みが感じられました
  ワタクシ、「岩を叩いた冷たい水」が一番旨いと盲信してます


ひとしきり滝を見た後、屏風山への登山道の入り口に行くと
そこには湧き水を引き込んで「つくばい」に水を流してありました
説明する口ぶりからすると、どうも彼やその仲間がここを整備したようです


写真を撮りながら、ワタクシは不思議な感覚にとらわれていました
というのも、実は以前からブログに書きたい話があって
それのカットとして湧き水が流れている写真が欲しかったのですね
それで、前の晩たまたまフリー素材のサイトで探していたところだったのです
...まさか、翌日に自分で撮れるようになろうとは

こちらが恵那に来る日に知人の予定が空いていたことといい
探していた被写体に案内されたことといい

ちょっとできすぎているような、そんな気がした知人訪問でした