まだ来ぬ源泉徴収票
不動産の登記も終わり、相続の手続きもほぼ終わったのですが
まだ「準確定申告」というものが残っています
これは遺産分割とか相続というものとは別で
故人の、1月1日から亡くなった日までの収入に対して所得税を納める手続きです
死んじゃった人は自分で申告できないから、遺族が代理で申告するのだと理解しています
税務当局では「遺族」ではなく「相続人」という言葉を使ってますが
これはまぁ、故人の代わりに納税しなくちゃならないから
その人の財産が貰える人に払ってもらうというのが税務署としても押し付けやすいし
納める方だって諦めがつくというものです
とはいうものの、実際のところ、故人がサラリーマンや年金生活者で
あらかじめ収入から源泉徴収されていたら、税金が還付になる可能性が高いです
で、いくら収入があって、源泉徴収額や天引きされた社会保険料はいくらか?
ということを証明してくれる書類が源泉徴収票と呼ばれるもので
ワタクシも確定申告の用紙は手に入れて、いつでも書き始められる準備してるけど
こいつがないことには何もできません
父の場合は年金収入だけでしたので
社会保険事務所に連絡して発行してもらう必要があります
存命だったら黙っていても毎年1月に送られてくるのですが
年の途中で亡くなった人のは、遺族が請求しないとだめなんですって
ということに気がついたのが8月ですよ...社会保険事務所も不親切ですね
だって5月の終わりに父が死んで、6月の半ばには年金の死亡届を出しに行ったんですよ
そのときに「準確定申告もするでしょうから、そのときにこれが必要になりますよ」と
ひとこと言ってくれればいっしょに交付申請もしたんですよ
こちらは死亡届だけで頭が一杯で、そんなことまで思いが回りませんでしたからね
だからその時に母が遺族年金が受けられるように手続きしてくれて
まぁ、なんて親切にと感謝したのですが、所詮は社会保険事務所の仕事の範囲内で
税務署に対する手続きに必要なことまでは言及してくれないんですね
そんなわけで、ワタクシが社会保険庁のサイトから申請書をダウンロードして
管轄の社会保険事務所に持って行ったのが、夏休み明け、8月半ばでした
「ここで直接発行できないので、2~3週間くらいで社会保険業務センターから送られます」
と言って受領してもらったのですが、もう3週間以上経ってしまいましたよ
ちなみに準確定申告の期限は9月の25日です
ネットで同じような体験をした人のブログなんかを読んでいると
30日かかると言われたという記述が目立ちます...一ヶ月かよぉ
かと思うと、社会保険業務センターに直接出向くと即日発行してもらえる
という話もあって、それを聞くと「地方の人間を馬鹿にするな!」と言いたいですね
社会保険業務センターは東京・杉並にあります
週末に東京に行く予定があるにはあるのだけど
余分な電車賃と時間を使って寄って行くのも業腹だし...
だいいち、あちらは休業かもしれません
社会保険業務センター(しゃかいほけんぎょうむせんたー) 社会保険制度の業務処理の中枢的な機関です。国民年金、厚生年金のほか健康保険、船員保険の加入者の適用(加入)から保険料徴収までの記録や受給者に関する記録の管理、年金の裁定(年金受給権の確認)・支払い、年金に関する相談などを行っています。 直接の窓口となる全国の社会保険事務所とは社会保険オンラインシステムにより、専用のデータ通信回線で結ばれており、迅速な記録の処理が可能になっています。