Lagniappe

 

カタログハウスでは「撮影・録音はご遠慮ください」でしたので、これは以前別の場所で撮った写真です

ちょっと前回の「おまけ」的な記事ですが
例によってカタログハウスのステージは
客席から向かって左側に歌唱コーナーが作られていて
右側が対談コーナーになっていました

小室さんは両方を行ったりきたりする必然性から
ステージの中央に座る形になってしまい
ゲストを端っこに追いやってしまう配置になって申し訳ない
と詫びることからトークショーが始まります。いつものパターンです

で、歌唱コーナーにはボーカル用のマイクが2本立っていました
となると当然ゆいちゃんの登場が予想され、事実そうなったのですが
このたびめでたくユニット名をつけたというのです

ワタクシが初めて二人で歌うのを聴いたのは2005年の9月でした
最近では小室さんのソロコンサートを聴くことのほうが少ないです
ゲストか共演者か、はたまた介護人か...
まぁ「等 アンド ゆい」なんて漫才コンビみたいに呼ぶよりは
ちゃんとしたユニット名があった方がいいと思うのですが
さて、その名前は?

『ラニヤップ』

耳で聞いただけですから、実際には『ラニャップ』と表記するのか
はたまた『Lagniappe』と英文表記するのかは判りませんが
そういう名前にするんだそうです

ニューオリンズで方言のように使われている言葉で
マーク・トウェーンの『ミシシッピ川の生活』にも記述があるそうで
まぁ例えばロールパンを1ダース買うと13個袋に入れてくれる
つまり「おまけ」を意味するんですね
子供がお使いに行かされると、お菓子をおまけに貰うとか...

「ねぇ、ラニヤップちょうだい」
「ほらよ、ラニヤップ」

まぁたしかに「お買い上げ記念品」「粗品」「Free Gift」なんて固い言葉より
「おまけ」「ラニャ~ップ」のほうが
店先での受け答えの柔らかさが出ていて、いいですよね

実はこの「ラニアップ」に関するエピソードは
アーサー・ビナードさんの『日本語ぽこりぽこり』に出ているんですよ

小室さんがこれを読んでユニット名を決めたかどうかは知りませんが
ゆいちゃんと二人で思わず「ホッとする」「ニヤッとする」
そんな「おまけ」がついてくるライブが聴けるといいなと思うのです
再来週の土曜日、小諸ユース・ホステルも9月の恒例行事の一つです