不覚!
それは昨日のことでありました
出張で電車を使って東京に行くことになり
ついでだから携帯音楽プレーヤー(別名:携帯電話)の中身を入れ替えようと
その前の休日に、PCからいろんなアルバムを転送しておいたのですね
でもってそれを聞きながら朝から電車に乗って出かけたわけです
いつもなら「聴きながら」と書くところを、今回あえて「聞きながら」と書いたのは
周りに他の乗客もいらっしゃるのでヘッドホンの音量を絞り気味にして
なおかつガタンゴトンという音やアナウンスなどの声もうるさく
音楽が時折聞き取れないこともあるという状況の中で聞いておったのですよ
最初に聞いていた『またいつか会えるさ(byホレホレバンド)』が終わり
青木まり子さんの『ふりむいたら風』が始まりました
座席に座り、目を閉じて聞いていると、何曲目かにあのイントロが流れ出したのです
いや、このずっと後のほうにフォーククルセダースの『戦争と平和』を入れてあり
そこにこの曲が入っているのは承知していたのですが
まさかここで青木まり子さんも歌っていたとは、うっかり失念しておりました
その歌とは、例の「感謝」です
騒音だらけの電車の中でBGM程度に聞き流していたんですけどねぇ...
欠伸がでたふりをして、不覚にも頬を伝う涙をぬぐってしまいました
それはそうと、このアルバムを聞いていて感じたのですが
「港」「別れの歌」って、いい曲ですねぇ
どちらも坂庭省悟さんの作曲で、ご本人が歌ったバージョンも持っているのですが
他の人が歌ったものを聴くと、改めて曲の良さを感じてしまいます
そして、このアルバムのタイトルとも関係してますが
「ふりむいたら...」
そこにはただ風が吹いているだけ(風)
誰もいない(港)
きたやまおさむさんの世界観は独特であります
コメント
エンドウマメ
「感謝」は、きたやまさんに書かせた・・・加藤さんの生前遺言だったと
思って仕方が無いです。 「港」も「別れの歌」も、両方とも別れが
テーマになっていますので、省悟さんを想像して・・・涙ぐんでしまいます。
まつお
▽エンドウマメさん
きたやまさんの詩は「死」にまつわるものが多かったり
突き放すようにそっけないものが目立つのですが
「再会」や「別れの歌」では、あなたに会えてよかった、とか
生きてて良かったという言葉が入っていて
そこにドクターの真意が垣間見える気がします