跳ね橋

 
3つ前の記事だから写真はそっちを見てもらうとして、例のニラハウス
敷地が道路より低いので2階に玄関を設けて橋を渡って訪ねる形になっています
で、設計者の藤森さんには「跳ね橋にしたい」というアイデアがあったそうなんですね
しかし施主の赤瀬川さんは「ニラはいいけど跳ね橋はダメ」と拒否したそうです

ということとは直接関係無いんですが (^^ゞ
ワタクシ、入り口に跳ね橋のあるお店を知ってるんですよ。大宮で


東口の『ロフト』の裏から市立博物館に向かう近道っぽい道路がありまして
両脇にいろんなお店が並んでいて、その中の一軒のテナントビルです
1階にある、ご商売は美容院だったように記憶しているのですが
入り口に、周りを板で囲った短いトンネルのようなものがついていて
その奥にあるあるべき入り口を板壁が覆っているわけです
...というのが早朝の話

日が高くなった時間にその道を歩いて戻ってきたら
件の板壁がこちら側に倒れていて、店のガラス戸が見えており
この時点で「あ、これは跳ね橋のつもりだったんだ」と気付いたのですね

そう、「つもり」なんです
だって跳ね橋ってのは中世のお城などで、周りを壕で囲ったところに
必要なときだけ橋を架けて敵の侵入を防ぐってイメージでしょ
つまり上下左右に空間がなくては雰囲気が出ないのですよ
  少なくとも「下」は必須だと思います

この店の場合、跳ね橋が動いている最中は見ていてワクワクするかもしれませんが
トンネルのような囲いがあって、石張りのフロアの上に敷かれただけの状態で見ると
工事現場などで「危ないですからこの上を歩いてください」みたいで
  もしくは「コンクリートが生乾きですから」
それでもなお板がガタガタして歩くのを躊躇してしまいそうになる
...のはワタクシだけですかねぇ

その後何度もここを通っているのですが
どうも写真を撮ろうという気が湧いてこないのですよ


附記:
 うろ覚えで書いたものですから、気になったので見に行ってきました
 ...って、わざわざ大宮まで電車に乗って行くほどヒマではないんで
 Googleの『ストリートビュー』です

 やっぱり記憶はいい加減で、「囲って」はいなかったですね
 屋根はあるけど、横は何本かの柱だけでした
 ただ、ワタクシが目撃したのはこの映像が撮影されてから
 日時が経過しているはずで
 こんなにシンプルではなかったように思うんですよ
 またここを通る機会があったら
 今度は写真を撮ってこようかな
 (1月17日22時)