怪しく光る函

 


先週末、例によって暑くて外に出られないので
  ワイパー交換するのがやっと
家の中で「デミオいじり」の下ごしらえをしていたのですが
一緒にこんなものを作ってしまったのでした

しばらく前からツレアイが色鉛筆画の練習をするのに
「トレース台が欲しいなぁ...作れない?」
と言っていたのを聞き流すフリをしながら構想を練っていたのですが
いよいよ製作に取り掛かったのです

  トレース台というのは原稿を複写(トレース)するために利用される道具で
  別名「ライトボックス」とも呼ばれるように
  下から光を当てて透かす仕掛けになっています
  原稿の上に薄い紙を重ねて上からなぞってゆくのですね

「トレース台 自作」「トレース台 手作り」をキーワードに先人の製作記を探したら
ガラステーブルの下から蛍光灯スタンドで照らすような簡易なものから
  これはこれで目からウロコ的発想の傑作です
  使わないときは本来の用途があるので、あらためて道具が増えない

蛍光管を使ったり、壊れたノートパソコン改造というのもある中で
LED(発光ダイオード)を使ったものがあり
お、これなら熱を持たないので使いやすいなぁと思ったのですが
基板の上に一個一個並べるのは大変だし
だいいち何オームの抵抗をかませばいいのかよく判りません

でも、最近は便利なものができてるんですね
テープLED...抵抗も一体化して並列につなげてモールドしてあるんです
  並列なので継ぎ足したり切り詰めたりできる
いずれデミオで使うつもりなんですが、それを余分に購入しました

で、乳白色のアクリル板を買ってこようと思ったら、これが高いんですね
初めから費用をかけておきながら使い物にならなくても困るので
とりあえず家の中にあった100均で買ったA4サイズの書類ケースを流用して
試作品を作ってみることにしました


微妙にケースが小さかったのですが
LEDテープを切り詰めたり
コネクター部分はケースに穴を開けて外に逃がすなどしたら
結果としては誂えたみたいにピッタリになってしまいましたね
外側に配線用のモールを貼り付けてコードを隠し
ついでにDCジャックも埋め込んでしまい、スイッチは省略
ACアダプターからのプラグを挿せば点灯するという単純な仕掛けにしました
  使わないときはアダプターや原稿などを収納できるのが便利(笑)


この状態ではLEDが個々に光っているのが目立ちますが
トレースしたい紙を置いたら拡散して全体が白く光ります
...ただ、期待したよりも明るさが足りないですね。薄手の紙でないと光を通しません
  明るさを調節できるように可変抵抗器も用意してたんだけど、これじゃ不要です

ツレアイのリクエストはA3サイズだったのですが
それだとしっかりしたパネルを用意しないと強度的に頼りないし
もっと明るく光るLEDを、ちゃんと抵抗も計算して並べる必要がありそうです
何万円もする市販品よりは安いといっても、けっこう費用がかかりそうですね
それに、そこまでやってもワタクシの工作の腕前では上手く作れるか判らないので
この程度のものを「お遊び用」として割り切って使ってもらうのがいいかもしれません


ちなみに、このトレース台の電源用として
12ボルトを出力するACアダプターも購入したのですが
もちろんこれは自動車電装部品を家の中でテストするときにも使えます
ちゃんと「デミオいじり」にも役立つのです(笑)