親指トム

 
コトの善し悪しとは別に、心から「すごい!」と思う 
ワタクシだったら、あんな長文 
入力している間に試験時間が終わってしまう 
...そう思っていたら、実験した新聞社がありました 

47歳オヤジ記者投稿数学問題打ったら21分

 京都大など4大学の入試問題がインターネットの質問サイト「ヤフー知恵袋」に投稿された問題で京都府警は3日、偽計業務妨害容疑で仙台市の男子予備校生(19)を同市内で逮捕した。
 実際に京都大で出題され、ハンドルネーム「aicezuki」が試験中の2月25日午後1時50分、ネットに投稿したとみられる数学の問題の1問を、携帯電話で手打ち入力してみた。予備校生は「1人でやった」と供述しているが、実際はどうか。日刊スポーツのアルバイト3人と入社20年を超える47歳オヤジ記者の4人が同時にチャレンジした。
 冒頭の「数学の問題です。」や末尾の「解答だけでなく途中計算もよろしくお願いいたします。」などのような日本語は楽々打てるが、「→OA⊥→BC」などの記号が交じってくると、記号を探すだけでひと苦労。手打ちにするならば、最初から想定される記号は出しやすいように設定しておくことが必要とすら感じた。
 結果は26歳のバイトA子さんが5分2秒、31歳のバイトB美さんが6分13秒、23歳のバイトC男君が7分23秒かかった。簡単に打てる内容ではない。オヤジ記者は21分26秒とたっぷりと時間を使ってしまった。
 一方、aicezukiは当日、1問目を午後1時37分に、2問目を同43分に、3問目を同50分に、4問目を同55分に、5問目を同2時ちょうどに、6問目を同11分に、それぞれ入力している。約34分に6回投稿しており、5~6分おきに1問、投稿している計算。もし手打ち入力だけなら、かなりの速度といえる。
 しかも現場は多くの受験生に囲まれ、しかも試験官の目が光る入試会場。その中ですべて手で入力、投稿することは、そう簡単ではないと思われる。

日刊スポーツ 3月4日(金)

そういえば以前『親指姫』と題して、こんな話を書きましたっけ